年金を受け取る権利と経済格差
このところ、テレビをつければ「引きこもり」の話題を耳にし、その度に自己嫌悪に陥り気が滅入った。
(▶生きる意味を考えない)
それに加え、最近の年金不足ニュース。
老後は年金以外に2,000万円必要だとか、無職の専業主婦が年金半額だとか。
私はほんの少しパートで働いているとはいえ、出勤日数は少な過ぎて社会保険の加入要件には程遠い。
いずれ私も年金が半分になるのか…
そう想像するだけで不安で怖くなる。
今は心のどこかで、老後は少ないながらも夫の年金で生活していくのだろう…と思っているし、万が一夫が先に亡くなれば、私は遺族年金を受け取れると信じている。
その金額は生活には足りない額かもしれないが、少なくとも何か受け取れる…と思う事で、老後への不安を消そうとしている自分がいた。
だが最近のニュースを聞いていると、遺族年金なんて制度は無くなってしまうような気がする。
年金は自分で納付した人のみ受け取る事が出来る。それが平等。
確かに、フルタイムで働き毎月社会保険を納めている人からすれば、そう思うのが当然だろう。
そう考えると私も家に引きこもっている場合ではない。
明日にでも外に働きに行かなくては。
と、焦る。
本当に心から焦る。
だが夫も義母も許さないだろう。きっと嫌な顔をし、義母からスマホに電話攻撃が入る。
しかし外に出ない本当の原因は自分だ。
また人と接する事で心身を病む自分を想像するだけで気持ちが萎える。
女性ばかりの中に入って行く事を想像するだけで鼓動が早くなり、息苦しい。
以前、パート先で同年代の主婦同士が貯蓄の話をしていて、「老後は5,000万円あっても安心できない」と言っていた。今回のニュースが出るずっと前だ。
その会話を聞いているとその主婦は、既に3,000万以上は貯蓄がある様子だった。
年金や貯蓄の話題から逃げたくなる。
周囲との経済格差は広がるばかり。
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