GW前後の病院は大混雑
暖房と電気毛布に包まって一日過ごした翌日、私は総合病院に行った。
普段なら様子を見る、出来るだけ病院には行きたくない。
だが明日からGWというこの日、迷っている時間は無かった。
今日行かなければ次は11日後になってしまう。とりあえず安心する為にも薬だけ貰ったおきたかった。
この日もまだ眩暈が残っていたが、それと共に耳鳴りが酷かった。そして耳閉塞感。
まるで水の中にいるかのような…音がクリアに聞こえない。
これらの症状から、メニエール病だと思った。
以前から何度も繰り返しているが、私の場合は季節の変わり目や血流が悪くなった時に起こりやすい。
この日の総合病院は混んでいた。
明日からGWなのだ。私のように「休みに入る前に行っておこう」と思う人も多いだろう。
過去にメニエール病の薬を色々試したが、私に効果がある薬は無かった。
なのでこの日も治療薬が欲しい訳ではなく、緊急時の眩暈止めが欲しかっただけ。
それだけなら近所の耳鼻科でも良かったかな……
混雑の様子を見ながら私は後悔し始めていた。
そこから待つ事2時間。
ようやく名前が呼ばれたと思い、診察室に入ってからまた1時間待った。
さらに検査の順番を待ち、医師と対面するまでにかなりの時間が経っていた。
私は疲れ果て、体は冷え切っていた。
カイロを2個も貼ってきたというのに。
これだけ待っても医師の診察は3分程だ。
「前回と同じ症状ですか?やはりメニエールですね。お薬どうします?イソバイドいる?眩暈止めだけでいいですか?」
イソバイドとはメニエール病によく処方される薬だが、以前別の医師が言っていた。
「あまり効果がない人が多いんだよね」
確かに私もそう感じた。何か月飲み続けても全く変化が無く、それどころが胃の調子が悪くなるだけ。
人によっては効果があるのだろうが、私には無意味に感じた。
「眩暈止めだけお願いします」
そう答えると、「分かりました」と医師は言い診察は終わった。
だがそれで終わりではなく、その後の会計、薬を受け取るまでも待つ、待つ、待つ。
どっと疲れた。元々あった眩暈なのか、疲れでフラフラするのか分からないぐらい。
帰宅後、慌てて暖房を入れてコタツの中に潜り込んだ。
愛犬が嬉しそうに私の腕に密着してきた。
コタツと愛犬の暖かさを感じていると徐々に吐き気が和らいだ。
それにしてもGW前の病院の混雑にゲンナリしたが、GW明けはそれ以上に混雑しているだろう。それを思えば先に行っておいて良かったのかもしれない。
よく読まれている記事