夫が望む親との関わり方
ついに義兄が離婚したらしい。
昨年の夏からずっと別居が続いていたが、ついに気持ちが固まったのか、それとも子供の為にタイミングを待っていただけなのか。
もう元に戻る事はないだろうと薄々感じていたが、それが現実になると何か重圧を感じた。
嫁は私一人。
多くの嫁は一人の事が多いだろうし、今までの私が義姉に甘えていただけ。
これが普通なのだと自分に言い聞かせる。
しかし、「ころりさん仲良くしましょうね」という義母の顔が目に浮かび、ずっしりと気分が重くなった。
あの重圧を私一人で受け止めるのか。
親と関わる事が多くなり、度々ネットで親との関わり方について検索している。
最近は、「介護は実子」「親は自立すべき」というような書き込みが目立ち、昔とは違い今の時代に合った考え方が多数なのだと感じる。
そういう私もずっとそのような考え方だった。いや、今も考え方は変わっていない。
だがその考え方は周囲の理解と共感を得て、初めて実現する。
夫や親が、「親の介護は子供がするべき」と思っている限り、私の考えは通らない。
「このブログを読んでいる限り、ころりさんの姑は介護が必要なほど要介護状態ではないように思いますが」というコメントを頂いた事がある。
その通りだ。
それなりの老人だし、足も悪いが、どこかに行きたければタクシーに乗ればいい。
分からない事があれば、知人や近所の人に相談すればいい。
それでもどうしても助けが必要な時は、子に電話すればいい。それなら快く手助けが出来る。
だがこの問題は、私と夫は20年以上話し合ってきた。
夫と私の親に対する考え方は真逆で、どこまでも平行線。
夫は親の年齢や介護状態など関係ないのだ。
親が望む事ならやってあげたい。それだけ。
結婚当初は親はまだ50代であったが、それでも毎日顔を出すか、電話をしてあげて欲しいと言われた。
私はそんな夫が嫌だった。
何度も喧嘩をし、歩み寄り、また喧嘩をし、そんな事を何度も繰り返しているうちに、喧嘩する事に疲れた。
その反面、私は夫に感謝してもし尽せない事がある。
鬱病の時、唯一夫だけが私の味方だった。夫がいなければ今の私は存在しない。
そう考えると、たとえ今の時代に合わない考え方であっても、夫が望む親との関わり方をする事で恩返しするべきだと思う自分がいる。
そう自分に言い聞かせているが、頭と感情が一致せず、やはりストレス。
この先どうなるのか不安だ。
- 関連記事
よく読まれている記事