うつ病患者が更年期障害になったら
母に更年期だと言われ、モヤモヤした気分で電話を切った私だったが、よく考えてみたら私もそんな年齢だ。
早い人では40代前半でも更年期障害の症状が出始めるというのだから、私にいつ症状が出てもおかしくはない。
というより、母の言う通り実は私は更年期障害なのだろうか。
いや、やはり違う。
過去に職場や知人から聞く更年期障害の症状はもっと明らかに分かるものだった。
最も多く見たのは、発汗。
寒い冬だというのに、一人だけ汗だくになりながら仕事をしている女性がいた。
発汗も含め、「ほてり」や「のぼせ」のような症状が私の中の更年期障害のイメージだ。
そんな症状は今の私に一切無い。
それどころは常に手足が冷たく冷え、寒気を感じる日が多い。
しかし一方で、更年期障害で鬱になるという話も聞いた事がある。
ネットで調べてみても更年期障害の症状として、「不安、不眠、憂鬱、めまい、動悸」など、全て私に当てはまるようなものがあった。
さらに「食欲不振、肩こり、腰痛、疲れやすい」など、どれも該当する。
え?もしかして私はやはり更年期障害なのか?
あまりに当てはまる項目が多い。
しかし考えてみたら、私のこれらの症状は今に始まった事ではなく、10年以上続いている。
どちらかと言えば鬱病による症状と言う方がしっくりくる。
となると、鬱病患者が更年期障害になっても自覚し辛いのではないかと思った。
更年期になる前からその症状があるのだから。
実際、知人に鬱病を患っている50代女性がいるが、今までその人と話していて更年期障害の話題になった事もないし、その様子もない。既に色んな薬を服用しているのでその効果だろうか。
こんな事を言いながら、私も急に明日にでもほてり始めるかもしれないけれど。
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