在宅ワークの利点
今月も生理が重い。
そう言えば先月も辛かったな…と思い出しながら、私は痛み止めの薬を手に持ったまま服用するかどうかを迷っていた。
婦人科の医師からは、「薬は痛くなる前に飲む方がいい」と勧められたが、逆に胃腸科の医師からは、「痛み止めの服用はやめるように」と指導された。
確かにいくら胃薬を服用していても、痛み止めを一度飲むだけでグッと胃の調子が悪くなる。
いつだったか漢方薬の専門医には、「根本的に虚弱体質を変えなくてはどんな薬にも負ける」と言われた事がある。
私は痛み止めの薬を箱に戻し、ズキズキと痛む腹を抱えて電気毛布に包まった。
こうしていると体が徐々に温まり、1時間程で楽になってくるはず。
今日がパートでなくて良かった。
痛さで朦朧となりながらそんな事を思った。
職場では「痛い」「辛い」「帰りたい」などとは、なかなか言い出せない。
今までも何度かこんな日が重なり、痛みと吐き気に耐えながらじっと終業時間を待った覚えがある。
そういう意味で家で仕事が出来る事は、健康面でも助かっている。
いざとなれば、電気毛布に包まりながらでも仕事をする事が出来るのだから。
先日、旦那の実家で義妹と会った時、「今でもパートに行ってるの?」と聞かれたので、「行く時もあるけど家でも仕事をさせてもらっている」と話すと、義妹は少し驚いた後、「私は家で仕事なんて嫌だわ」と言っていた。
確かに私もずっと以前は、家で仕事をするのはさらに孤独感が増しそうで抵抗があったが、今は仕事に対する諦めの方が強く、家で楽に働けるならその方がいいと思うようになった。
特に実感する、こんな体調の悪い日には。
よく読まれている記事