自己責任
薬の残りが少なくなった為、心療内科に行った。
この病院の医師は、少しずつ、それもピッタリの量しか薬をくれない。
医師としてはそれが正しいのかもしれないが、以前は1日でも薬が抜けてしまうとダメだった為、用が出来て予約日に病院に行けない日などは翌日からの薬が無くて困った事もあった。
今は毎日服用していない為それ程神経質にならなくてもいいのに、あの頃の癖なのか残りが少なくなると不安になる。
心療内科の診察は相変わらず淡々としたものだった。
「どうしますか?」
そんな風に決断は自分に委ねられる。
いつもの薬で良いか?量も同じで良いか?その確認だ。
多分、私が「かなり辛い」と言えば、また抗鬱剤を処方されるだろう。
どの薬を服用するかを自分で決めるなんて、本当にそれでいいの?と心配になる。
しかし心療内科とは、昔想像していたよりもずっとハードルが低く、抗鬱剤の処方もあっさりと出す。(私のかかりつけ医だけかもしれないが)
怖いようでちゃんと付き合えば安心。
安心と言いつつ実は副作用がいっぱい。
それが抗鬱剤への私の思い。
だからこそ、最近は薬の副作用や情報を自分で調べるようになった。
服用にも慎重になり、余程でない限り頼りたくない。
いつか薬などに全く頼らず生きていけたら……。
昨夜もそう思い、眠れないなと寝返りを打ちながらも薬を服用せずにベッドの中で耐えた。
結局ほとんど眠れず、ベッドにいるのが辛くなってきたので起きてリビングに行った。
時計を見ると6時。
カーテンを開けて朝日を浴びた。
セロトニンが増えますように。
よく読まれている記事