嫁と仲良くしたい





名方さんが帰った後も、義母は同居の話をやめなかった。(→息子夫婦から同居を提案

「いいわねぇ、同居って」

「……」

「楽しそうだと思わない?」

「……さぁ、どうでしょう」

「もし私達が同居したら、ころりさんもこの家に通う手間が省けるでしょ?」


どんどん詰めてくる義母。
いつもより核心に迫った会話になりそうだったので私は焦り、何とか逃げようとした。

「お義兄さんがいるじゃないですか。ちゃんとお義母さんの事は考えてくれていると思いますよ」

私達の介護義務は義兄の次であるとアピールしたつもり。
正確には実子3人には平等に介護義務があると思うが、その時は逃げる事で頭がいっぱいだった。

「そういう事はお義兄さんに相談された方がいいんじゃないですか?」

胸がドキドキした。

これだけの事を言うだけで手に汗を握る。
誰が相手であれ、反論されそうな事を言うのが苦手だ。








案の定、義母はすぐに反論し始めた。

「何を言っているの!長男には嫁がいないじゃない。あの嫁が逃げたんだから。嫁のいない息子に介護なんて出来る訳がないでしょ?男は仕事があるんですから」

「……」

心では猛反発していたが、言葉にならない。
どう言えばいいのか。

私が黙っていると、義母は続けた。

「ねぇころりさん、仲良くしましょうよ。私の事を嫌わないで、ね?」

その言葉がズッシリと心に重く圧し掛かる。
そんな事を言われて、「仲良くしたくないんです」とも言えない。

見方を変えれば、義母に嫌われるのではなく、「仲良くしたい」と思われる事を喜ぶべきなのかもしれない。
今から思い出しても、義兄の妻は結婚当初から義母に嫌われていた。話し方も私に対する声とは違い、いつもキツイ口調で責められていた。逃げ出したくなるのも当然だ。

しかし……。
義母と仲良くしたい、そう素直に思える嫁にはなれそうもない。






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Posted byころり
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