孤独が継続した時
自分と同じような、鬱病歴、引きこもりなどのブログを読む事がある。
環境や状況は違うが、多くの人は人との関わりを拒絶し、「私には誰もいない」と孤独を感じているように思う。
また、「私もアダルトチルドレンです」というようなコメントも今まで数多く頂いた。そういう方の多くも、人との関わり方が上手く出来ずに「誰とも分かり合えない」と悩んでいる。
だが他人は良く見えるもの。
「誰もいない」というブログを読んでいると、時々妹が登場した。「妹とは友人のように仲が良いけど、甘えてばかりでは悪い」と悩む筆者。
何だ、話せる妹がいるじゃないの。
本当に孤独ではないと知り、私の心は冷めていく。
「鬱病歴が長く友人がいない」という方のブログを読んでいると、頻繁にママ友が登場する。筆者にしてみれば、上辺だけの付き合いであり、それは友人ではないので孤独らしい。
でもあなた、毎日ママ友と話しているじゃないの。愛する子といつも一緒にいるじゃない。
親というカテゴリーに属しているその女性は、私から見れば十分人に囲まれているように見えた。
自分の事を棚に上げ、他人にほんの少しでも逃げ場があれば、「あなたは私よりもマシよ」と捻くれる。
私こそ、人から見れば夫がいて親がいて、家があり少しだけだが仕事もある。
「それだけでも十分じゃない?何に不満があるの?」
そんな声が聞こえてくる。
だが最近の私は、以前以上に孤独を強く感じるようになった。
引きこもり始めの頃は、年に1~2回でも会う友人がいた。年賀状だけの友人もいた。
だが今は全く誰もいない。年賀状も友人は0枚。
在宅ワークを始めてからは、パート先にも私の席は無く、行く日数も月に数える程。
引きこもり始めた頃から、「友人は誰もいない、孤独だ」と思っていたが、本当に孤独を感じ始めるのはそれから何年か経った頃だと思う。
孤独が継続し始めた時。
「あぁ、もう戻れない。私はこのままの人生なのだ」と実感する。
夫がいるのだから。
それだけでも満足しなくては。
そう自分に言い聞かせているのに孤独の穴は埋められない。
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