女子トーク
少し前に美容院に行った。
半年以上、放置状態だった為にボサボサで我慢の限界だった。
しかし、美容院に行く事への不安感はあった。
私は特に、髪を洗う時の、椅子を倒すあの姿勢がダメだ。
その上、顔の上にタオルを掛けられると……どうだろう?気分が悪くならないか?自信がなかった。
それでも、痛い事をされる訳でもないし、きっと大丈夫と言い聞かせ予約した。
この美容院に行くのは2回目だが、前回の担当者はとても手際がよく短時間で済ませてくれた上に、口数も少なくて落ち着いた雰囲気の方だったので良かった。
また同じ人を……と思い指名すると、運悪く長期休暇中だという。
仕方なく、では「誰でもいいです」とお願いした。
そしていざ美容院に行くと、「よろしくお願いします~」と笑顔で私の席に近寄ってきたのは、いかにも美容師という雰囲気の、お洒落で明るく元気な女性だった。
顔を合わせた瞬間、「わ、苦手なタイプかも」と内心ガッカリした。
こんな場所でなければ、あえて近寄らない、友達になんて絶対なれそうもないタイプに見えた。
ちょうどその日、私の歯の痛みは頬に触れても痛い程だった為、「もし顔が濡れたりしても自分で拭きますから、出来るだけ触らない様にお願いします」と、相手にしたら鬱陶しい会話からスタートした。
しかし彼女は笑顔で対応してくれ、最初は歯の話だったのがいつの間にか、仕事の話、近所付き合いの話、老後の話にまで発展していた。
彼女は私より2歳年下。結婚したのは早かったが、子供はいないらしい。
そして今はパートで美容師の仕事をしているが、今後どの程度のペースで仕事をするか迷っているらしい。
私と彼女は話し続けた。なぜかくだらない会話でも二人のツボにはまり、爆笑してばかりだった。
美容院でこんなに打ち解けて会話するなんて初めてだ。
今日初めて会った人なのに、なぜか昔からの知り合いの様にリラックスできた。
彼女はしきりに、「こんなに笑ったの久しぶり。今日はすごく楽しいわ」と言ってくれていた。
社交辞令だと受け取りつつも、実際私の方は本当にその言葉をそのまま返したい気分だった。
―――――続きます。
しかし彼女は笑顔で対応してくれ、最初は歯の話だったのがいつの間にか、仕事の話、近所付き合いの話、老後の話にまで発展していた。
彼女は私より2歳年下。結婚したのは早かったが、子供はいないらしい。
そして今はパートで美容師の仕事をしているが、今後どの程度のペースで仕事をするか迷っているらしい。
私と彼女は話し続けた。なぜかくだらない会話でも二人のツボにはまり、爆笑してばかりだった。
美容院でこんなに打ち解けて会話するなんて初めてだ。
今日初めて会った人なのに、なぜか昔からの知り合いの様にリラックスできた。
彼女はしきりに、「こんなに笑ったの久しぶり。今日はすごく楽しいわ」と言ってくれていた。
社交辞令だと受け取りつつも、実際私の方は本当にその言葉をそのまま返したい気分だった。
―――――続きます。
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