変身願望
先日、セルフカットをして後悔した私。(→羞恥心の結果)
しばらくは美容院にも行けないと思っていた。
ハゲが恥ずかしいという以前に、いかにも素人がカットしたその毛先を見せるのが情けない。
だがその恥ずかしさも日に日に薄れ、それよりもこの鬱陶しい髪型を早く何とかしたいという気持ちが強くなり、ついに美容院に電話した。
普段はネットで予約をする。
だが今回は「ハゲがあってもOKですか?」と確認する必要がある為、電話するしかなかった。
ハゲとセルフカットの恥ずかしさがある為、全く行った事のない美容院にしようかと迷った。
これっきりだと思えば恥ずかしさも半減する。
だが気付けば、最近行きつけの美容院に電話していた。
ただでさえ初めての場所が苦手な私。その上初対面の人にハゲとセルフカットの説明をするとなるとハードルが高かった。まだ慣れた相手の方が幾分マシだ。
電話に出た受付女性は私の話を聞くと、「しばらくお待ち下さい」と言い、電話を保留にしたまま確認している様子だった。
やはりダメなのだろうか……。
早くも後悔し始めた。
すると、「お待たせしました。ころりさん?こんにちは」と先の女性に代わり電話に出たのは、いつもお世話になっている男性美容師だった。
男性美容師は、「全く問題ないですよー。ご来店を楽しみにお待ちしています」と明るく言った。
良かった。とりあえず一安心する。
電話を切ると、手にビッショリと汗をかいている事に気付いた。
ただ美容院を予約するだけ。
たったそれだけの事なのに、いちいち緊張してしまう。そんな自分が本当に嫌。
髪型を変えたい。
だからといって自分自身まで変われる訳ではないけれど。
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