それにしても
昔の友人から喪中ハガキが届いた。
友人というか知人というか、その程度の関係。
喪中ハガキといえばほぼどれも同じで、定型文が印刷されているものがほとんど。
彼女のハガキもそれであったが、驚いたのは空いたスペースにビッシリと近況が手書きされていた。
「娘も小学生になりました!」
「毎日ピアノやお習字の練習で忙しくて大変です!」
「でも家族3人で楽しく暮らしています!」
やたらと「!」が目につくメッセージ。
高齢出産だった彼女。
長年大手企業に勤めていたが、子供を授かった時にスパリと辞めた。
「これからは子供の為に生きるわ」
そう言っていた彼女らしいハガキだと思った。
それにしても……それにしてもだ。
これは喪中ハガキ。
そこにこの文面はあまりにも違和感がある。
普通、喪中ハガキに個人的なメッセージを書き加える人は少ないように思う。
ましてや楽しい話題などは。
今更リア充アピールでもないだろうが、そこまでして私に近況を伝えようと思う発想が理解出来ない。
子あり批判になってしまうが、私の周囲の子あり主婦達は、それ程仲が良い関係でなくても、年賀状には子供の写真や話題が多い。
子が幼い時ならまだ分かる。
だが大学生にもなった子と並んで笑顔で写る母親を見ると、「そろそろやめましょうよ」と思う。
子なし主婦だから理解出来ないのだろうか。
子なし主婦の僻みだろうか。
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