一緒にいたくないんです
久々にパート。
出勤する日が空くと、次に行くのが嫌になる。
まるで初めての場所に行くかのような居心地の悪さ。私の居場所が無いような気分。
そんな中でひっそり小さく座っていると、声をかけられた。
「ころりさん、介護は大変?」
酒家さんだ。
以前から苦手だと思いながらも仕事の関係上、今まではどうしても話す機会が多かった。
しかし彼女は最近フルタイム勤務に変更になった。
私とは立場も仕事内容も違う。
これで離れられる……
今後は酒家さんと関わらなくていいと思う事が何よりの救いだった。
なのに彼女は相変わらず私にばかり話しかけてくる。
いや、「話しかけてくれる」と好意的に受け取るべきだろうが、やはり私には苦痛でしかない。
「介護という程何もしていないけど……」
私がそう答えると、酒家さんは待っていましたとばかりに、
「そうなの?それなら時間あるよね?ころりさんの家にお邪魔していい?」
……どうしてそうなる。
酒家さんはこればかり。
口を開けばランチやショッピング、コンサートなどの話ばかりで、勝手に一人で行けばいいのに、なぜかいつも私を誘う。
かと思えばある日突然私を無視する事もある。付き合い切れない。
こんな人だから距離を置きたいのに、なぜか彼女は私が逃げれば逃げる程距離を詰めてくる。
ふと思った。
義母と似ている。
あ、実母も同じかも。
皆、私が一緒にいて喜んでいるのか、それとも嫌なのかを気にしてない。もしくは気付いてない。
一緒にいる事は「当然」楽しいと思っている。
それは私がそうさせているのか。
私の自己主張のなさ、嫌われるのが怖いという八方美人な性格が原因なのかもしれない。
彼女達に言いたい。
「一緒にいたくないんです」
私がそう答えると、酒家さんは待っていましたとばかりに、
「そうなの?それなら時間あるよね?ころりさんの家にお邪魔していい?」
……どうしてそうなる。
酒家さんはこればかり。
口を開けばランチやショッピング、コンサートなどの話ばかりで、勝手に一人で行けばいいのに、なぜかいつも私を誘う。
かと思えばある日突然私を無視する事もある。付き合い切れない。
こんな人だから距離を置きたいのに、なぜか彼女は私が逃げれば逃げる程距離を詰めてくる。
ふと思った。
義母と似ている。
あ、実母も同じかも。
皆、私が一緒にいて喜んでいるのか、それとも嫌なのかを気にしてない。もしくは気付いてない。
一緒にいる事は「当然」楽しいと思っている。
それは私がそうさせているのか。
私の自己主張のなさ、嫌われるのが怖いという八方美人な性格が原因なのかもしれない。
彼女達に言いたい。
「一緒にいたくないんです」
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