永遠の子供達





まるで夏が戻ったかのような暑い連休日。

窓の外からは子供達が走り回る声が聞こえる。

先日夫が言っていた。

「子供っていつまでもいなくならないんだね」

本当にそう思う。
こんな迷惑そうな書き方をしては、子供がいる親からお叱りを受けそうだが、それが本心だ。

子育て世代が集まる新興住宅街。

子なし夫婦にとっては居辛さしかなく、この十数年間ただただ静かに他人の子供達が成長するのを待った。

子供達が成長したからといって、子ありと子なしの溝が埋まる訳ではないが、少なくとも子供達が成人する頃になれば、毎日子供の遊びまわる声や、親達が井戸端会議で話す声を聞く事が無くなると思っていた。

だがなぜか――未だに変わらない。

まだ幼い子達が今も外でボール投げをしたり、鬼ごっこをして走り回っている。

そしてその近くには以前と同じようなママ集団。




子育てには環境の良い地域だからか、若い世代がどんどん増えているのが理由の一つだろう。
新たに造成された土地には今風のお洒落な家が次々と建てられている。

またそれだけでなく、近所には親子で同居する家族が増えた。

確かに私達が昔見ていた子供達は成長し、ほとんどが大人になった。
だがその中には子が結婚した後もそのまま実家で同居をしている場合も多く、そこには子供(孫)ができている。

昔ママ友だった人達が、今では孫を挟んでババ友になっている様子。

こんな風に多くの女性達は、同じような環境の人と共存する事で永遠に安心感を得られるのだろうか。その様子を見るのが鬱陶しいと思う反面、私は羨ましいのかもしれないと思う自分もいた。


夫が言った。

「僕はほとんど家にいないからいいけど、この声を一日中家で聞いているのはストレスになるね」

珍しい。夫からそんな事を言うなんて。
理解を示してくれるその言葉があるだけで、ほんの少し気持ちが楽になれる。





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Posted byころり