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理想の生き方

ころり

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樹木希林さん。

理想の生き方
理想の死に方

どちらの表現が適しているのか。
やはり「生き方」の方だろう。

好きな女優の一人だった。
女優としての姿が――というより、その生き方や話す言葉に感じるものがあり、テレビに出演されているのを見かけると、話を聞きたいと思えた。

特に病気に対する考え方などは気持ちを楽にさせてくれるものがあった。

常に孤独や病が怖い私。
長く生きていたいとは思わないが、楽な死に方なんてないだろうと想像すると、やはり老いた先が怖い。

もし私が希林さんのように失明や癌に侵されたなら、絶望で嘆いてばかりだろう。まともに生きていく自信も無ければ自殺する勇気もない。

だが希林さんは癌になった事も面白がり受け入れる。
とてもそんな人間にはなれないが、そういう考え方を発してくれる人が存在するだけで助けられる人は多いだろうと思う。



私の母は過去に癌を患った事があり、現在では完治しているが、今でも私に

「癌は大変よ。怖いわよ。ならないように気を付けて」

などと、気をつけようも無いのに無意味な事を言う。そんな言葉ばかりを聞いていると、病気や死への恐怖心は膨らむばかり。


そうではなく、「死ぬ事は当たり前」「病気も面白がって生きる」という言葉を聞いていると、心が楽になる。

どんな事も受け入れる、面白がれる生き方が出来るとどれ程楽だろう。他人の目を気にする事もなく、正直に自分らしく生きられると、最期の後悔なんて無いのだろう。

以前バラエティ番組で希林さんが自宅を公開されているの見た事があるが、誰かに頼って生きているという空気が一切無かった。老人でも自立していると感じた。

実際は希林さんには子供がいるし、子供世帯と同居されてもいた。いつもなら「結局子供に頼ってるのね」と思う私だが、希林さんに関しては子供がいてもいなくても、彼女はあんな風に自立して生きていただろうと思う。

自分には真似出来ない生き方だが、いつも見ていて老いる勇気をもらえた。
そういう存在がいなくなった事が残念でならない。





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Posted byころり