自分が選んだ場所





義父母の家に行くと、24時間テレビを見ていた。

義母は涙ぐみ、

「やっぱり家族はいいわね。家族がいたら頑張れるわね」と繰り返していた。

その隣で私は何も言わず、ただ静かに座ってテレビを見つめた。


放送されていればつい見てしまう24時間テレビ。
だが私は素直に感情移入出来ずにいた。

以前からこの番組を真っすぐ見る事が出来ない。(→ 感動できない

今回も、涙を流す義母の横で、どこか冷めた目で見ていた。

感動する視点は人それぞれだろう。

義母は家族が支え合う場面や、障害のある子を持つ母の姿に感動していた。




私は義母が「家族っていいわね」を繰り返す度、気持ちがイライラしてきた。

家族、家族、家族!

この縛られている感覚。とても重い。

私の家族は夫だけです!そう叫びたい。
私もこの義父母の家族の一員に入れられていると思うと、叫んで逃げ出したくなった。


義母の言う親子の深い愛や、支え合う家族に感動出来ない私だが、今回の24時間テレビで唯一「いいな」と素直に思えたシーンがあった。

カラテカの矢部太郎さんの大家さんの話。

感動した。

二人は家族ではない。赤の他人だ。
だからなのか分からないが、他人なのにそこまで相手を想える心が素敵だと思った。

年齢的に考えれば、ある意味あの二人の関係は、介護のようなものにも見える。
だがそれは誰に押し付けられた訳でもなく、自らその場所にいる事を選んだ。

一方が犠牲になるのではなく、若者が老人から得るものもある。
そう感じさせてくれる関係が羨ましい。

私は義母から得るものがある……なんていう考え方にとてもなれないから。

80代の人からの「あなたは若いんだから何でもできるわよ」という言葉。

とても心に沁みた。





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Posted byころり
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