子なし主婦は居場所がない?休憩時間に気を遣わせてしまう
私が休憩室に入っていくと、4人の主婦達が楽しそうに会話していた。
その休憩室は大テーブルが一つ置いてあり、皆が囲んで一緒に座るしかない。
会話が盛り上がっている中に入り辛かったが、仕方なく私は少し間隔を空けてそのテーブルの席に座った。
その主婦達は、私が休憩室に入ってきた瞬間に会話をやめた訳ではない。
しばらくは話し続けていた為に、その内容が彼女達の子供の話題だと分かった。
私は同じテーブルでいるからには、全く無表情でいる訳にもいかず、薄ら笑いを浮かべながら、時には軽く頷いてみたりする。もしかしたら気持ち悪い人かも。
だが彼女達の中にも気を遣ってくれる優しい人もいる為、わざわざ私に話を振ってくれる時もある。そんな時はその優しさに感謝しつつも、子供がいない事を気にしている気持ちを見透かされている気がしてなぜか素直に喜べない。
この時もそうだった。
私が同じテーブルに座ってしばらくすると、皆が子供の話題をしなくなった。
明らかに、「あ、私気を遣われている」と感じた。
皆が皆、嫌味を言ったり、自分達だけの世界を作ろうとする人達ばかりではない。
この時の人達も、子供の話題をやめ、私でも入れる話題を探して話を振ってくれているのが分かった。
だが皆、さっきまで聞こえてきた楽しそうで興奮した声でない。
本当は話の続き……子供の事をもっと話題にしたいだろうに。
そう思うと、私がこの場にいるが為に、皆を自然に会話出来なくさせてしまっている、そんな気持ちになる。
全く気を遣われずに、「子供がいる私達には分かるわよね」という会話をされると一人勝手に傷付くくせに、「子供のいないころりさんの前では子供の話は控えようね」という空気が伝わってくると、それ以上に心が卑屈になる。
相手からすれば付き合い辛い人だろう。
どう接してもらえば気が済むの?と言われるだろう。
自分でも分からない。
この時の人達も、子供の話題をやめ、私でも入れる話題を探して話を振ってくれているのが分かった。
だが皆、さっきまで聞こえてきた楽しそうで興奮した声でない。
本当は話の続き……子供の事をもっと話題にしたいだろうに。
そう思うと、私がこの場にいるが為に、皆を自然に会話出来なくさせてしまっている、そんな気持ちになる。
全く気を遣われずに、「子供がいる私達には分かるわよね」という会話をされると一人勝手に傷付くくせに、「子供のいないころりさんの前では子供の話は控えようね」という空気が伝わってくると、それ以上に心が卑屈になる。
相手からすれば付き合い辛い人だろう。
どう接してもらえば気が済むの?と言われるだろう。
自分でも分からない。
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