深夜の捕獲騒ぎ
ぼんやりと暗闇の中で天井を見つめた。
何だろう?
深夜2時。
保安灯の中、私は天井を見上げたまましばらく頭が働かなかった。
しかし徐々に頭がハッキリとし、それが少し動いた瞬間、私は飛び起きた。
蜘蛛‼
しかも手のひらサイズ‼
照明の影と一体化していたので分からなかったが、よく見ればそれがかなり大きな蜘蛛だった。
こんな大きなサイズは今まで見た事がない。
どこから家の中に?窓を開ける事はあるが網戸にしているのに。
昔の人なら見慣れているのであろうが、一応現代人の私には恐怖でしかない。
それも天井に張り付いているのだから、いつ落ちてくるのかとヒヤヒヤし、とても寝ていられない。
しばらく蜘蛛をジッと見つめたまま、私は悩んだ。
夫を起こそうか。
いや、最近は不機嫌な日が続いているので、蜘蛛ごときで起こせばさらに悪化しそう……。
私は意を決して、冷却するタイプの殺虫剤を蜘蛛めがけて吹き付けた。
自由に動ける状態ではとても私には捕獲出来ない。
が、遠くから怯えながら吹き付けた為、逆効果。
蜘蛛は予想外のスピードで天井を這い回った。
ギャーッ‼
思わず声を上げてしまい、夫が飛び起きた。
「ごめん!蜘蛛が……」と言い私が指差すと、やはり夫は「それぐらいで大騒ぎするな」と不機嫌になった。
だが折角目が覚めたのなら捕獲して欲しい……そう頼むと、夫は「仕方ないな」とため息をつきながら、火箸を使って蜘蛛を捕えようとした。
すると……蜘蛛が箪笥の裏に逃亡。
これでは出てくるまで簡単には捕まえられない。
「諦めるしかないね」と、夫は火箸を投げ出し再び寝てしまった。
残された私。とても眠れない。
今こうしてブログを書いている瞬間も、どこにいるのかと怯えながら壁ばかり見つめている。
いや、最近は不機嫌な日が続いているので、蜘蛛ごときで起こせばさらに悪化しそう……。
私は意を決して、冷却するタイプの殺虫剤を蜘蛛めがけて吹き付けた。
自由に動ける状態ではとても私には捕獲出来ない。
が、遠くから怯えながら吹き付けた為、逆効果。
蜘蛛は予想外のスピードで天井を這い回った。
ギャーッ‼
思わず声を上げてしまい、夫が飛び起きた。
「ごめん!蜘蛛が……」と言い私が指差すと、やはり夫は「それぐらいで大騒ぎするな」と不機嫌になった。
だが折角目が覚めたのなら捕獲して欲しい……そう頼むと、夫は「仕方ないな」とため息をつきながら、火箸を使って蜘蛛を捕えようとした。
すると……蜘蛛が箪笥の裏に逃亡。
これでは出てくるまで簡単には捕まえられない。
「諦めるしかないね」と、夫は火箸を投げ出し再び寝てしまった。
残された私。とても眠れない。
今こうしてブログを書いている瞬間も、どこにいるのかと怯えながら壁ばかり見つめている。
- 関連記事
よく読まれている記事