デキル人





パート先に中途採用者が入ってきた。

正社員で30歳ぐらいの男性。
温厚で人当たりが良さそう。

私から見れば、30歳の男性といえば一回り以上下。完全に世代が違う。
息子のよう……とまではいかないが、明らかに生きてきた世界が違う人だ。

その彼、とても仕事がデキル。
40代、50代のベテラン社員などより、よほど頭の回転が速い。応用力もある。コミュニケーション能力もあり、聞けば難関と言われる資格も取得している。

彼に欠点はあるのだろうか。
30歳にして……凄い。

恥かしながら、今まではこんな私でも、週に2日程出勤すると、「ころりさんは仕事がデキルから助かるわ」と言ってもらえる事があった。

私の小さな自尊心が満たされた。
私は役に立っているという満足感。自分は仕事がデキルのかもしれないという思い上がり。単純なものだ。


だがこの若い彼を見ていて、私は自分の価値がどれ程小さいのかを思い知らされた。

本当に凄い。
デキルとはこういう事だ。

私のようにお愛想で、「あなたデキルわね」と言ってもらえるそれとは違う。

その証拠に、社員達は皆彼に「デキル」とは言わない。
あまりにも完璧過ぎて認めるのが怖いのか、悔しいのか。
社員達は彼をライバル視し、一線を引いている。

だが彼のような本物は強い。
周囲がどうであれ、自分は自分。自信に溢れている。

私は自分の居場所が無くなっていくのを感じた。
この職場での話だけではない。

もう私は古い人なのだ。今はこんなに若くてデキル人達がたくさんいる。
古い知識と応用力のない人間は用済み。

それを思い知った。




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Posted byころり
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