Netflixドラマ「ブラック・ミラー」感想

最近愛犬の体調が悪くて、夜も落ち着いて眠れない。
だが元々夜型の私。
夜中に一人で起きているのは得意だ。
愛犬が静かになったその隙に、深夜に一人、テレビの前に座る。
今、Netflixで観ているのがコレ。
「ブラック・ミラー」
評判が良いのは以前から知っていたが、1話完結なのが嫌で除外していた。
だがそろそろNetflixの中で興味のある作品は観尽してしまい、夜中の暇つぶし感覚で観始めた。
愛犬が少し静かに眠っている間、ちょっと見るのに丁度いい。
そんな気楽な気持ちで観始めたが、やはりこれは評判通り面白い!
単なるドラマにしておくのが勿体ない。各ストーリーが映画のようだ。
多くのサイトでも紹介されている通り、雰囲気はまるで「世にも奇妙な物語」
一話完結で非現実的な世界、バッドエンドが多いところが似ている。
さらに私はほとんどのストーリーが近未来SFなのが気に入った。
いざ観ていると、最初は苦手だった一話完結というのが逆に良い。
観始めるのも気楽だし、観終わった後も、「続きが気になる!」という事もないのでいつでも観る事をやめられる。
私はシーズン3第4話「サン・ジュニペロ」が印象的だった。
観る前から、このストーリーが第69回エミー賞を受賞したらしいと知っていた為、期待して観た。
だが前半から中盤ぐらいまでは、「そこまで良いかな?」という印象だった。
他にももっとドキドキしたり、驚かされるような作品もあるのに。
だが後半になり、加速度をあげるように私は「サン・ジュニペロ」の世界に引き込まれた。
何と言ってもベリンダ・カーライルの曲!
私と同年代の人なら皆懐かしいのではないだろうか?
その曲の流れるタイミング、映像、エンドロール、全てが美しく感動的。
この一作品を観るだけでも十分「ブラックミラー」の良さは分かるが、他の作品も負けず劣らずどれも面白い。
このドラマのおかげで、深夜に愛犬を見守る長い時間が短く感じ、救われているように思う。
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