Me before you
先日のフラワーショウ!に続き、なかなか良かった映画がこちら。

『世界一キライなあなたに』
タイトルが……。
軽いラブコメを想像させ、全く期待していなかったこの映画。
(邦題のセンスが悪すぎ……)
最近はどの映画を観る時も、あらすじは全く読まず、皆の評価を確認する程度。
そこでこの映画が以外に評価が良かったので、それ程面白いラブコメなのか?と思い見始めた。
だがこの映画、想像とは全く違った。
そんな重いテーマの話だったのか。
下手にあらすじなど読まず、先入観無しに観たので、素直にストーリーに引き込まれた。
重いテーマがあるとはいえ、やはりラブコメ要素もあり、主役の女性の陽気さとおバカっぷりのおかげで軽くサクサク観やすい。
フラワーショウ!と同じく、この映画も本当に主演の女優、エミリア・クラークが良かった。
体と顔、全身全力で表現している感じ。
前半はコメディ感満載で、この役はこの女優にしか出来ないのでは?と思わせる程。
思わず見ているこちらがつられて笑顔になってしまう―――一生懸命で直向きなその姿に心がほぐされた。
私はとても完成度の高い映画だと感じたが、障害者からは批判的な見方もあるのだとか。
確かに、どう感じるかは人それぞれ。
この映画と同じ障害を持つ本人や家族から見れば、傷つけられる内容なのかもしれない。
だが障害の有無に関係なく、生きる事についての考え方こそ人それぞれ。
この映画の結末を見るのではなく、そこまでの過程、考え方、どう感じるかが重要なのではないか?それがこの映画のメッセージではないのか?と思う。
個人的には予告も見ないで鑑賞する方がお勧めだが、興味のある方はコチラ↓
前回書いたフラワーショウ!でも感じたが、これらの映画の色使いが好きだ。部屋のインテリアや奇抜なファッション。完璧過ぎない、どこかダサさがありながらも可愛い。
因みに今回のこの映画にも『女王ヴィクトリア 愛に生きる』から、女王役のジェナ・コールマンが出演している。
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