どす黒い言葉
雨の音が激しい。
窓に激しく打ちつけるその様子は、今日の私の心を表しているかのようだ。
昨夜、完全な不眠に陥った。
全く眠れない。
心がザワつき、イライラし、そのうち吐き気までしてきた。
自分の心の持って行き場が分からず、頭をカラッポにしようと頑張るのに、気付けば頭の中は文字だらけ。
頭に浮かぶ様々な言葉でいっぱいになり、頭から溢れ出しそうな感覚だった。
堪りかねて起き上がり、リビングに行って時計を見ると午前3時半。
起き上れば少しは落ち着く。
また横になればあの圧迫感に苦しむのかと思うと、ベッドに戻る気分になれない。
私はパソコンをつけ、しばらくネットサーフィンをしていた。
別の事に意識を持って行くのはいい。
ほんの少しの間、頭の中にあったどす黒い言葉がどこかに消えたような気がした。
しばらくすると寒くなり、またベッドに戻る。
だがやはり眠ろうとすると、再び黒い言葉で頭がいっぱいになる。
そうしているうちに夫が起床する時間になり、私は朦朧としながら起き上った。
「体調が悪いわ。吐き気がするし、全く眠れなかった」と夫にこぼすと、夫は
「それはストレス。また親の事を考え過ぎたんだろう」と言った。
そうだ。
私は昨日、一日早い母の日で、実家に行った。
たった一日だけの事。
前向きに、娘の義務。
そう何度も自分に言い聞かせたのに。
こんな風に眠れなくなるほど、私の心は支配されいてる。
「体調が悪いわ。吐き気がするし、全く眠れなかった」と夫にこぼすと、夫は
「それはストレス。また親の事を考え過ぎたんだろう」と言った。
そうだ。
私は昨日、一日早い母の日で、実家に行った。
たった一日だけの事。
前向きに、娘の義務。
そう何度も自分に言い聞かせたのに。
こんな風に眠れなくなるほど、私の心は支配されいてる。
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