40代の貯蓄額
家計簿を再開してから、老後の不安が膨らむばかり。
こんな事なら、家計簿なんてやめた方が精神衛生上良いのかもしれない。
家計簿をつけたところで貯蓄が増える訳ではないのだから。
こうして気になる時期は定期的に押し寄せ、気になり始めると調べずにはいられない。
「40代 世帯年収」
「40代 貯蓄額」
検索しても不安になるだけだと知りながら、他人はどうなのかを調べてしまう。
貯蓄平均1,000万。
そういうサイトを読むと、平均ではなく中央値を見るべきだと書かれているが、その場合はもっと下がる。
だが現実は?
私のパート先でも主婦が多く、時々貯蓄の話が出る。
もちろん私は常に聞き役に徹しているが、皆の裕福さに驚かされる。
貯蓄が1,000万以下の人なんてほとんどいない様子。
「ペイオフ対策で複数の銀行に分けて貯蓄しないとね」
「当然よ!私もいくつかに分けているわよ。管理するのが面倒だけどね」
うん、うん、と頷く皆の様子を見ながら、これが現実か……とため息をついた。
「余裕資金が出来たら証券口座に入れているの。貯蓄とは別にね。これも1,000万ずつ別の証券会社と分けているけど」
こうして文字にすると自慢が入っているように聞こえるが、その場にいるとそれを感じさせない。
あたかもそれが当たり前のような会話が飛び交う。
さらに、
若い頃から個人年金に加入していた人が多く、老後に公的年金以外の年金を受け取れる人がほとんど。
昔は利率が良く、とても好条件の時期に加入しているから、受け取る年金の額も多い。
私にも、「ころりさんはどこの個人年金に加入しているの?」と聞かれ、加入していないと答えると、皆一斉に驚いた。
「それはダメよ」
「老後の生活はどうするの?」
「公的年金なんてアテにならないわよ」
分かっている事をダメ押しされ、不安をあおられた。
今更どうすればいいのか分からない。
私の老後はどうなるのだろう?
長生きしたくない。
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