汚部屋
今日は久々に窓を開けてリビングの掃除をした。
冬の寒い間、掃除をする時でも窓は閉めたままだった。これでは本当の掃除にならない……と分かってはいても、面倒臭さと寒さに勝てず。
以前の私は掃除に対しても神経質だった。
何曜日はどこを掃除する日と決めていて、体調不良や用事でその掃除が出来ない日があると、イライラして仕方がない。
休日には朝から夕方まで掃除ばかりしていた。大袈裟ではなく本当に。家具を寄せ、ベッドを持ち上げ、床を手で水拭き。窓の周囲は綿棒で地味に掃き出す。やる事は山のようにあった。
それが今ではこの有様。
掃除機をかけるだけでも精一杯で、家具は動かさず丸く掃除。
さらにうちの家には汚部屋がある。
2階に使わない部屋があるのだが、普段使用しないのをいい事に、何でもそこに放り込む。
最初は物置部屋として使っていたが、そのうち書類や衣類も仮に置くようになり、それが何かの拍子に崩れて床に散乱。
それを放置し、その上にさらに何か物が落ち……という状態を繰り返し、今や床が見えない。
リビングと寝室は何とか見られる状態を保っているが、その2階の部屋は完全に汚部屋だ。
ここまで悪化してしまっては、どこをどう手を付けていいのか分からない。
その部屋にはエアコンが無い為、寒い冬の間はそれを理由にしてきた。
「寒いから。暖かくなってから片付けよう」
今日は暖かく春を感じた。
リビングを掃除しながら、心の隅であの部屋が気になった。
いよいよ?やるしかない?
しかし今日はリビングを掃除した事だし、少し疲れたしね、と自分に甘く先送り。
あの部屋……綺麗になる日がくるのだろうか。
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