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ころり

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その個人の形成外科の受診後、夫が車で迎えに来てくれた。
助手席に乗ると感情がこみ上げてきて、言葉にならずウッウッと息を殺して泣いた。

夫はその様子を冷静に眺め、私がまだ何も説明していないというのに、

「うんうん、まぁそういう事もあるよ。切り替え切り替え。忘れてしまおう」と言った。

私の表情で察したらしい。

帰宅後は落ち着いたが、もうどうすればいいのか分からない……と私は落ち込んでいた。
夫は、いつもの心療内科に行って薬を変えてもらい、最初に行った総合病院の形成外科を再度受診する事をすすめた。

でも私は最初に受診した時よりさらに心が弱っていた。
もう今では抗不安剤などでは乗り越える自信がない。
今回の個人病院で全く薬が効かなかった事や、病院への恐怖心や嫌悪感がさらに増してしまった事もある。

それで、私は先日の腸カメラの時にうってもらった鎮静剤を思い出した。
最初の一瞬だけでもいい。意識を朦朧とさせてくれる鎮静剤を注射してくれないだろうか?

そう思ったのは、ネットで検索していた時に、パニック障害で歯医者に行けない人が、歯科でそういった鎮静剤をうってもらい、やっと治療できたという話を目にしたからだった。

でもこんな事をお願いするなんて馬鹿げているだろうか?恥ずかしい事だろうか?



それらを夫に伝えると、

「もう恥ずかしいとか考えるのはやめなよ。どう思われたっていいだろ? ただ自分が楽になるのならそれでいい、それだけ考えよう」と言った。

それでも情けない恥ずかしい事を頼む、という迷いは消えなかったが、かといって他に方法も思いつかなかった。

ただ、医師がそれを聞き入れてくれるだろうか?こんな簡単な手術でそんな例はないかもしれない。いや、無いだろう。

だが、総合病院なのだから、もし必要だと判断されれば出来るはず。私は、その総合病院の心療内科を受診する事も考えた。同じ病院内で心療内科と形成外科、情報を共有していれば理解されやすいかもしれない。

が、迷った挙句、結局総合病院の心療内科には行かなかった。
完全予約制でまだまだ先まで予約がとれそうになかった事と、いざ行く事を考えるとまた新たに知らない人に最初から説明して会話する事が、とても辛く感じられた。

どんな人か分らない。これ以上傷つきたくない、そんな心境だった。


自分で形成外科の担当医に説明しよう。それでも鎮静剤が無理だと言われたら、抗不安剤で頑張るしかない。そう決めて、総合病院の形成外科、2度目の受診に行った。

家を出る前から抗不安剤を2錠服用する。
待合では前回より少し気持ちが落ち着いていた。

――――続きます。




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Posted byころり