お久しぶり





久々の心療内科。

「お久しぶり」なんて、普段そんな会話をする事がない私にとっては、自分を覚えていてくれた気がして嬉しかった。
実際はカルテがあるから当たり前なのだろうけど……。

ここ最近の自分の状況を説明する。

この医師は、いつも笑顔で話を聞く。
私が何か言う度に、「フォッフォッフォッ」と何が面白いのか声を出して笑う。

病院での治療に異常な恐怖心がある事。
震えや息苦しさなどを話すと、笑いながらも、「うんうん、それは誰だって多少は緊張するし手術なんて言われると怖いよね」と言った。

「そういう人は多いですよ」と言い、辛い時だけ頓服のお薬で乗り越えましょうか、と私を見て笑った。

この医師と話していると、自分が悩んでいる事が大した事ではなく、少し薬を服用するだけで解決しそうな気がしてくるのはなぜだろう。

パニック障害の人に処方するというその薬を受け取り、私は半分治ったような気分で帰宅した。
この薬を服用し、さっさとこの異物を切除してもらうのだ。

しかし、このまま前回受診した総合病院に行くのはためらわれた。
もしかして個人病院の方が、個人に応じて痛くない処置をしてくれるかもしれない、まだそんな往生際の悪い自分がいたからだ。

そこで、最初に紹介されたものの、HPの印象が悪くて行かなかった個人病院に行ってみる事にした。




そして翌週、私はその個人病院を訪れた。
初診なので、今日急に何か処置するという事はないだろう……そう分かっているつもりなのに、朝家を出る前から気分が悪い。

吐き気と震えが酷く、深く息が出来ない。
心療内科の医師からは、1回1錠、もし効かなければもう1錠追加してと言われていた抗不安剤も、早々に2錠服用する事になった。

しかし病院の待合で座っていても、一向に効いてこない。
今まで服用した事がある抗不安剤より、ずっと強い薬だと聞いていたのに、まるで何も服用していないかのように頭はハッキリとし、心臓はバクバクしたままだ。

汗ビッショリの掌を握りしめ待っていると、「問診表」を書くように言われた。

内容は意外と細かく、まるで私の症状を知っているかのような内容もあり、「今まで歯医者でパニックになった事があるか?」なんていう項目まであった。
もちろん私はチェックを入れた。

現在服用している抗不安剤、心療内科に通っている事、不安神経症である事などを記入した。
これで最初から私の状態を医師に伝える事が出来、話はスムーズにいくかもしれない。

「そういう状態でしたら、出来るだけ痛くない処置を考えますね」
まるで子供のようだが、そんな甘い言葉を言ってくれるかもしれない、そんな期待さえあった。

が、その期待は診察室に入った瞬間に崩れ去った。

―――続きます。




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Posted byころり