静かな戦争
以前好きな映画、「ガタカ」の事を書いた。
→ガタカ
同じように感動できる映画を探す為、あの時は似たようなSFばかりをチェックしていた。
だが先日、アンドリュー・ニコル(ガタカの監督)の他の作品は全部観たのかどうか気になった。
調べてみるとほとんど観た作品ばかりだが、二作品未見のものがあった。
どちらも私の苦手なアクション、戦争モノに該当すると思い避けていたのだ。
だが、偶々今Netflixで、この二作品が配信されている。
一応この二作品のレビューなどを読むと、思っているより良さそう。
もしかしてこれは観ず嫌いなのかも?
そう思い、まとめてこの二作品を観てみた。
一つはロード・オブ・ウォー。
武器商人の話。武器を売るだけ。だから自分は戦争をしていないと言う。
結果、私はあまり好みではなかった。
だが観る価値はあった。
想像していた戦争モノとは全く違う。訴えかけるものもある。
これはこれで良い映画とも言えるが、ストーリーがドライに進み過ぎるというか、硬派すぎるというか。
そして次はドローン・オブ・ウォー。
ドローンを使い、遥か彼方のタリバン兵を音もなく吹き飛ばす。こちらではモニターを見つめるだけ。
これ、まさに観ず嫌いだった!
いい!凄く心に残る!
ちなみに主演のイーサン・ホークはガタカ、ロード・オブ・ウォーにも出演されている。
うーん、こんな良い映画だったなんて。もっと早く観れば良かった。
内容的に考えれば「良い」映画と言うのが適しないような内容だが、とても考えさせられる。
戦争がテーマなのにとても静かなのが逆に切ない。
どちらの作品も想像していた激しい戦いの戦争映画とは全く違った。
自ら血を流さない、直接戦わない、そんな戦争。
それがある意味この二つの映画のメッセージとしては共通しているのだけど。
この二作品、連続して観た事がとても良かったように思う。
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