お母さんと呼ばれてみたい
昨日、あるテレビ番組を夫が見ていた。
私は家事をしながらだったので、内容はほとんど見ていないが、真屋順子さんについての内容だった。
その番組内で、真屋順子さんは息子と血の繋がりがなく、それでも懸命に母として子を育てたと紹介されていた。
その中で、真屋さんが初めて「お母さん」と呼ばれた時の嬉しさを言葉にしていた。
その真屋さんの言葉を聞いた時、私は家事を手を止め、ジッとテレビを見つめた。
そして思わず心の声が口から出た。
「凄く分かる」
ソファに座っていた夫が驚き、「え?」と振り返った。
子供を育てた事もないのに、本当に分かるはずがない。
しかし想像の世界では強く気持ちが理解出来た。
私は夫に言った。
もし自分が愛犬に「お母さん」と呼ばれたら、嬉しくて泣いてしまうと。
真屋さんの内容と私の愛犬を重ねるのは間違っているのかもしれないが、それでもその瞬間頭に浮かんだのだ。
夫は馬鹿にして笑うかと思った。
だが夫は神妙な顔をして、「分かる」と言った。
「……もしお父さんって言われたら泣くわよね?」私が追い打ちをかけるようにそう言うと、
「当たり前だろ。号泣だ」と言いながら夫は笑った。
うんうん、やっぱりそうだよね。
きっと子供がいる人は馬鹿にするだろう。ペットを擬人化するなと言う人もいるだろう。
でもいいのだ、私達がそれで良ければ。
愛犬に「お母さん」と呼ばれてみたい。
もし自分が愛犬に「お母さん」と呼ばれたら、嬉しくて泣いてしまうと。
真屋さんの内容と私の愛犬を重ねるのは間違っているのかもしれないが、それでもその瞬間頭に浮かんだのだ。
夫は馬鹿にして笑うかと思った。
だが夫は神妙な顔をして、「分かる」と言った。
「……もしお父さんって言われたら泣くわよね?」私が追い打ちをかけるようにそう言うと、
「当たり前だろ。号泣だ」と言いながら夫は笑った。
うんうん、やっぱりそうだよね。
きっと子供がいる人は馬鹿にするだろう。ペットを擬人化するなと言う人もいるだろう。
でもいいのだ、私達がそれで良ければ。
愛犬に「お母さん」と呼ばれてみたい。
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