鬱病患者が大腸検査。鎮静剤が効かず大騒ぎ
しばらくブログを放置してしまった。前回の記事はいつだったのだろう?と日付を見ると、意外と1か月程しか経っていない。...
それから大腸検査までの20日間がよくなかった。
毎日一人っきりで誰とも会話せずひきこもっているものだから、起きている間は常にその事を考える。
さらに下腹は一向に良くなる気配はなく、毎朝目覚めた瞬間からトイレの事が頭に浮かぶという、もうその事で頭がいっぱいという感じだった。
何か病気なんじゃないか?という不安ではない。
それ以前に、検査への不安で押しつぶされそうだった。
誰だって検査は嫌なもので、不安はあると思う。
しかし、私の不安感は異常とも思える程酷く、考えるだけで手が震え、息苦しくなってくる。
この感じ、確か前にもあった・・・。そうだ、以前鬱の治療をしていた時だ。
まるであの頃に戻ったようになっていた。
毎日毎日、夫にこの不安な気持ちを話した。
夫は毎回、言葉を変えながら「大丈夫だよ」と言い聞かせてくれた。
きっと考えすぎて不安症が悪化しているだけだ、そう自分に毎日言い聞かせた。
そして、検査の日。
私は最初の診察の日から、「出来るだけ強い鎮静剤をうってほしい」とお願いしていた。
だが、どの場面で言っても「直接検査をする先生に言って下さい」と言われるばかり。医師によって判断が違うので、検査直前に交渉しろという事らしい。
それで、検査室に入ってすぐ、医師はまだいなかった為に担当らしい看護師にそれを伝えた。
看護師は、
「うーん、先生によって判断が違うからね。一応一緒に言ってみようか。でももしダメって言われたら仕方ないから諦めてね」と言った。
温かい看護師の言葉で、私は少し楽になった。
実際、医師が来ると看護師は鎮静剤をお願いしてくれて、私はひたすら「すみません」と謝り続けた。
その女性医師も雰囲気がとてもよい人で、まだ30歳になってるかどうかという若さ。
私がいつも胃カメラで鎮静剤が効きづらくて苦労すると説明すると、「そうかそうか、じゃあちょっと追加しましょうか」と笑顔で答えてくれた。
やっぱり女性医師にお願いして良かったのかも。話しやすい雰囲気で良かった。
そんな事を思っていると腕から鎮静剤を追加してくれ、ボーと意識が遠のいていくのが分かりホッとした。
が、しかし、強烈な痛みで意識が戻る。
いや、まだ意識は朦朧として、夢の中のようなのだが、無意識に自分が「痛い、痛い」と唸っているのが分かった。
無意識だから我慢出来ず声に出してしまうのか、それ以上に耐えがたかったのかはよく分からないが、とにかく痛くて「体勢を変えて」と言われているのは分ったが、とても動けなかった。
その後、さらに鎮静剤を追加してくれたらしく、しばらくして落ち着いた。
終わった後、医師は「女性で痩せてる人はどうしても痛い事が多いんだよねー」と笑って言っていたが、私は特別痩せている訳ではない。
でもとりあえずは終わった安堵感と、子供のように不安で震えていた自分が恥ずかしく、「痛い痛いとうるさくてすみませんでした」と何度も頭を下げた。
女性医師は「特に悪いものなかったよ。心と一緒で奇麗な腸でした!」と言ってまた笑った。
強くて優しい女性医師、こんな人になれたらいいのに。
優しい言葉をかけられて嬉しかったのと同時に、自分の情けなさを実感した。
その後、本来の担当医師(男性)から説明を受けた。
そこでも、「検査ちょっと大変だったみたいだね~」と言われたが、「でも親切な先生だったので良かったです」と本心を伝える。
結果はやはり何も問題はなかった。
過敏性腸症候群なのだろう、という事だった。これだけストレスを溜める私なのだ、納得だった。
それでも検査をしたからといって、腸の症状が突然良くなる訳でもなく、様子をみつつ付き合っていこうと思うが、病気がなかったと分かるだけでも安心した。
だがこの日以来、私の心はまた震え始めた。
この検査の為に毎日不安感と戦っていたからか、またはずっと以前から治ってはいなかったのか、もともと持っている性格なのか、よくは分らないが「不安・心配・恐怖」といった感情に自分自身がはまって抜け出せなくなっていた。
検査の翌日からもまた新たな不安に包まれる事になる。
そんな事を思っていると腕から鎮静剤を追加してくれ、ボーと意識が遠のいていくのが分かりホッとした。
が、しかし、強烈な痛みで意識が戻る。
いや、まだ意識は朦朧として、夢の中のようなのだが、無意識に自分が「痛い、痛い」と唸っているのが分かった。
無意識だから我慢出来ず声に出してしまうのか、それ以上に耐えがたかったのかはよく分からないが、とにかく痛くて「体勢を変えて」と言われているのは分ったが、とても動けなかった。
その後、さらに鎮静剤を追加してくれたらしく、しばらくして落ち着いた。
終わった後、医師は「女性で痩せてる人はどうしても痛い事が多いんだよねー」と笑って言っていたが、私は特別痩せている訳ではない。
でもとりあえずは終わった安堵感と、子供のように不安で震えていた自分が恥ずかしく、「痛い痛いとうるさくてすみませんでした」と何度も頭を下げた。
女性医師は「特に悪いものなかったよ。心と一緒で奇麗な腸でした!」と言ってまた笑った。
強くて優しい女性医師、こんな人になれたらいいのに。
優しい言葉をかけられて嬉しかったのと同時に、自分の情けなさを実感した。
その後、本来の担当医師(男性)から説明を受けた。
そこでも、「検査ちょっと大変だったみたいだね~」と言われたが、「でも親切な先生だったので良かったです」と本心を伝える。
結果はやはり何も問題はなかった。
過敏性腸症候群なのだろう、という事だった。これだけストレスを溜める私なのだ、納得だった。
それでも検査をしたからといって、腸の症状が突然良くなる訳でもなく、様子をみつつ付き合っていこうと思うが、病気がなかったと分かるだけでも安心した。
だがこの日以来、私の心はまた震え始めた。
この検査の為に毎日不安感と戦っていたからか、またはずっと以前から治ってはいなかったのか、もともと持っている性格なのか、よくは分らないが「不安・心配・恐怖」といった感情に自分自身がはまって抜け出せなくなっていた。
検査の翌日からもまた新たな不安に包まれる事になる。
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