初詣
「初詣、行かないの?」
正月の3日間、何度そう夫に聞いたか分からない。
「何度聞かれても行かない!しつこい人だなぁ」と夫。
夫は「そんなに初詣好きだった?行かなきゃ気が済まない訳?」と呆れた顔で私に言った。
初詣がそれ程大切だと思っている訳ではないし、神を信じている訳でもない。
ただ毎年何となく当たり前のように行っていた初詣。
正月早々それを省く事が落ち着かない。
もしこの一年で何か悪い事があれば、「初詣をサボったからだわ」と神の所為にしてしまいそうだ。
だが疲れている夫は面倒な様で、それぞれの実家に行く以外は家で寝ていたい様子だった。
そんなに行きたければ一人で行けば?
自分でもそう思う。
だが初詣ひとつとっても、一人で行けない自分。
家族や友人と連れ立って来ている人ばかりの場所に、一人で行くというのはキツイ。
夫にも言われた。
「それぐらい一人で行けるようになってよ」
確かにこのままだと、夫が一緒でなければ行けない場所が多い。
きっと一人暮らしだと初詣なんて行かない。
だけど折角今は相手がいるのだから。
たった一人、家族と思える人がいるのだから。
それにきっと、一人で行ってもあまり意味がない。
その場所がどこであれ、一緒に行き同じ物を見たり、共感する事に意味があると思うから。
そんな事を心の中で悶々と思いながらも、疲れている夫にワガママを言う訳にもいかず、今年の初詣は諦めた。
すると3日の夕方、夫が「初詣、行くぞ」と言い出した。
「え?どうして?」と私が聞くと、「行きたいって顔に書いてあるから」と言われた。
諦めたつもりが顔に出ていたか。
そう言われて嬉しくなる私はやはり夫に依存していると思う。
今は家族がいるからこれでいい。いつか一人になった時を想像すると怖いけれど。
毎年願う事はただ一つ。皆が健康でありますように。
きっと一人暮らしだと初詣なんて行かない。
だけど折角今は相手がいるのだから。
たった一人、家族と思える人がいるのだから。
それにきっと、一人で行ってもあまり意味がない。
その場所がどこであれ、一緒に行き同じ物を見たり、共感する事に意味があると思うから。
そんな事を心の中で悶々と思いながらも、疲れている夫にワガママを言う訳にもいかず、今年の初詣は諦めた。
すると3日の夕方、夫が「初詣、行くぞ」と言い出した。
「え?どうして?」と私が聞くと、「行きたいって顔に書いてあるから」と言われた。
諦めたつもりが顔に出ていたか。
そう言われて嬉しくなる私はやはり夫に依存していると思う。
今は家族がいるからこれでいい。いつか一人になった時を想像すると怖いけれど。
毎年願う事はただ一つ。皆が健康でありますように。
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