私達の一員





先日、地域のクリスマス会があった。

不参加にしたかったが12月に入った頃、自治会の役員をやっている近所の主婦に声をかけられ、「参加して下さいね!不参加は許しませんよ!」と冗談交じりに言われてしまい、先手を打たれた……と諦めた。

クリスマス会は近所の公民館で行われた。
近所の主婦達はほとんど子連れで参加する。
母親同士で仲良く会話しながら歩いている姿を見ると、相変わらず私は居心地が悪くて身を固くした。

60代以上の主婦となると、今度は孫を連れて参加。
それはそれで祖母同士で孫談義をしながらこの集会を楽しんでいるようだった。

どこまでいっても彼女達の間には入れない。
いつまで経っても環境が違う。


子供という存在の大きさを思い知らされるクリスマス会。

子無し主婦がこの中に混じり、暗い顔をして座っているなんて、周囲から見れば鬱陶しいだろう。
凄く浮いているような気がして、どこを見ていればいいのかも分からなかった。

すると、50代の主婦に話しかけれらた。
子供はいるが、もう高校生だからか来ていない。他の主婦と一緒に来た様子だった。

「ころりさん、お菓子貰った?」

そう言いながら、前方にあるプレゼントコーナーに積み上げられた菓子袋を指差した。

「いいえ」

私がそう答えると、

「折角来たんだから、貰わなきゃ損よ。私が貰ってきてあげるわ」

そう言いながら菓子を詰め合わせたプレゼントを私に一つ貰って来てくれた。

「ありがとう」私がそう言うと、

「ころりさんもすっかりこの自治会の一員ね」と言いながらその主婦は笑った。

私は急に胸が熱くなり、泣きそうになった。

何だか嬉しい。
会話したのはほんの数分だ。それ以外の時間はほとんど一人きりで座っていた。

相変わらず嫌な地域。誰も親しくない。こんな子供の為のイベントも嫌いだ。
だけど、だけど……ほんの少し思った。

今日は参加して良かったと。




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Posted byころり
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