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合わない人と合わせる人

ころり

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「自分が嫌だと思う人は、相手もこちらを良く思っていないと思う」

以前働いていた職場で、ある人がそう言った。
確か、別の人が自分の姑との関係を愚痴り、「姑の事は大嫌い。でもあちらは私の事を好きみたいで困る」と言った時に返した言葉だった。

私はその言葉を聞いた時、深く頷いた。

自分が嫌いだから相手からも嫌われている。
こうして文字に書いてみれば、そんなの当たり前の事のように思えるが、実際生活しているとなかなかそれに気付かない事が多い。

あちらの気持ちなんて考える事もなく、ただただ「私はあの人が嫌いだ」と思うばかり。
まるで自分だけが相手から被害を受け、相手は嫌な思いをしていないかのうように勘違いしてしまうが、先の言葉を聞いた時、「思い上がるな」と自分が言われたような気がした。

さらにその人は続けて言った。

「もし、一方が嫌いなのに二人の関係が良好な場合は、それは片方が我慢しているだけでしょ?」

これにも私は深く頷いた。








こんな事を思い出したのは、先日もパート先の酒家さんに

「私、ころりさんと合うと思うの。こんなに気が合う人に出会えて嬉しい」と言われたから。

最初に出会った頃は私達の関係は酷いものだったが、いつの間にか酒家さんは私に友好的に接してくれるようになった。
最近は頻繁に「私達って合うわよね」と繰り返す。

だが、私の本心は「全く合わない」。
彼女が「合う」と思い込んでいるのは、あくまでも私が彼女に合わせているから。
その証拠に、時々私が彼女の波長について行けず、ノリが悪かったり同意しなかったりすると、一瞬にして機嫌が悪くなる。

私が表面的に合わせているだけなのに、これで酒家さんは満足なのだろうか?
本当に心から分かり合えていると思えるのだろうか?
この程度で「仲良し」だと言えるのが不思議でならない。

そしてこんな風に影で彼女の事を愚痴っている私は、彼女を裏切っているような気分になる。

だけど私は彼女とは合わない。
私は我慢して合わせている。

本当に性格が悪いのは私の方なのかもしれない。
影で悪口を言うぐらいなら、面と向かって衝突する方がずっと恰好いい。
もしかしたら、そうする事で本当の友人になれるのかもしれない。

だけど彼女の自己主張の強さを前に、私は自分を偽るしかない。

「彼女のせいで我慢ばかり」

そうさせているのは自分自身かもしれない。







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Posted byころり