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発言小町

ころり

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発言小町というサイトを知ったのは数年前。

その頃は鬱病や生き方について悩んでばかりで、そういった内容の書き込みをよく読んだ。
しかしこのサイト、本当だろうか?と疑いたくなるような発言も多く、「釣り」の書き込みばかりだと批判するコメントを目にすると、そうかも……と思えたりした。

だが、話半分、フィクションでもいい、そう思った上で読むのには面白い。
一つ一つの相談やコメントを参考にするというより、その会話の中で何か自分の中で気付きがあるかもしれない……そんな気持ちで読む。

最近は親の介護について目にする事が多くなった。

一般的にどうするのが正解なのだろう?
どうすれば世間に責められずに済むのだろう?
そんな思いで他人の悩みを読む。

発言小町でのアドバイスで多いのは、「介護義務は実子にある」という言葉。
このサイトでの回答者は自分の意思を強く持く持つ人が多いように感じる。(だからこそアドバイス出来るのだろうが)
他人の意見に左右されない。そんな人間はそもそもこんなサイトで相談しないだろう。
だから相談する側と回答者する側は、元々タイプが違うのだろう……と想像しながら見ている。

常にクヨクヨし、自分の意思を貫けない私にとって、「介護は実子。妻はサポートのみ。当たり前でしょ?それ以上の必要はない」と堂々とした発言を聞くと心強く、まるで自分まで強くなったように錯覚する。

そうだよね、無理する必要ないよね、自分の人生だものね。

そう自分自身を納得させる。

時には逆の意見も目にするが、無意識に私はそういった文章を深く読まないようにしているのだろうか。あまり印象に残らなかった。


そんなある日、パート先で主婦同士が義理の親の介護の話をしていた。
気になった私は聞いていないふりをしつつも、神経は一心にそちらに集中した。

最初は
「介護って綺麗事じゃないよね」
「嫁というだけで当たり前だと思わないで欲しいわよね」

私も頷けるような会話が続いた。
だがそのうち、「いつか介護施設に入ってもらうの?」という話題になった。

すると一人が、
「それはさすがに可哀想。何だかんだ言っても、結局最期まで自宅で看るしかないんじゃない?」と言った。

それを聞いた相手も、
「そうよね。私も老人ホームに入れるのは無理だわ。罪悪感有り過ぎ。だから本格的に介護が必要になったら、この仕事も辞めるつもりよ」と返した。

私はすっかり気持ちが落ち込んだ。
発言小町で「今はそんな時代じゃない」と、自分にとって都合の良い意見を見て喜んでいたが、実際リアルな世界ではこんな人達がまだまだたくさんいる。私と同年代でも「時代だから」を理由にせず、介護を真正面から受け入れる人もいる。

私の気持ちはまた元の位置に戻ってしまった。
私の考え方はこうです、だから私はこうします、そう強く思える自分になれたらどんなに楽かと思う。




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Posted byころり