そろそろ





「もうそろそろ働くのをやめれば?」

最近実家の母からよく言われる言葉がそれ。
「そろそろ」なんて、一体どういう基準でその時期を判断しているのだろうか。

今の時代、女性だって定年まで働くのが当然になりつつある。
確かに私は正社員でもないし、毎日働いている訳でもない。大した仕事をしている訳ではないので、腰を据えて定年までという気持ちもない。

でもだからこそ、これぐらいだからこそ、続けられているという面もあると思っている。
週に2日だけ働いて、そこそこパートの収入を得られるなんて他人から見れば楽で良い仕事ではないだろうか。
私自身、人と関わるのが嫌で今の仕事を辞めたいと毎日思うが、他の職場に行けば今以上に人と関わる時間(日数)が増えると思うとなかなか一歩踏み出せない。

欲を出してはいけない。現状に満足出来るようにならなくては。

そう自分に言い聞かせているところに、母はそんな事より仕事を辞めろと言い続ける。

母は言う。

「今更無理して社会に出なくてもいいでしょう?わざわざストレスをために行く必要ないわよ」

母から見れば、働くという事はストレスの元でしかないらしい。
実際、母の言う通りストレスを受ける為に職場に行っているようなものだと感じる日も多いが、ほんの少しでも社会に出ていると感じられる。その事が私にとってどれほど大切な事か母には分からない。

「また鬱に逆戻りしたらどうするの?家で気楽な主婦していた方がいいわよ」と母は言った。


以前の母は私に仕事がデキル娘を期待していたが、今ではすっかり諦めてしまったのだろう。それよりも期待は別の方向に向かっている。

「仕事よりもこれからはあちらのお義母さんの介護とか、色々大変になってくるだろうし」と母。

社会で働く娘より、家庭で介護する娘を望んでいるのが伝わってくる。
「あちらのお義母さん」と言いながらも、きっと自分自身も私に頼りたいに違いない。

「私にとって、今は仕事が唯一の逃げ場なの」と私は言った。

それを母がどう受け取ったのか分からない。

もし私が完全に専業主婦になってしまったら?
どちらの両親も私に介護や同居を求めてくるのが目に見えている。私にはそれを断るほどの強さと勇気がない。どう断れば正論として受け取ってもらえるのか?何度考えても正解が見つからない。

正直なところ、本当に今は仕事が逃げ場になってしまった。
楽しくなんてないし、ストレスもあるし、辞めてしまいたいと思うが、介護から逃れるにはもっと働かなくてはという気持ちにさせられる。
母が仕事を辞めろと言えば言う程、私は働く事を求める。

簡単な仕事だから、日数が少ないから、大切な仕事として認めてもらえないのだろうか?
もしフルタイムの正社員で働けば、辞めろなんて簡単に言われなくて済むのだろうか?

そんな風に逃げ道を探すばかり。
多分母にとってはそんな事は関係ない。

今は仕事より介護を優先する娘でいて欲しいのだから。





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Posted byころり