悔し涙
相変わらず義母に会うと、介護の話になる。
「頼んでおくわね」
そう言われる度に、その威圧感に圧し潰されそうになる。
こういう問題では中立である夫の立場が重要なのだろう。どこまで妻の味方でいてくれるのか?
どんな時も夫は私にとって唯一の相談相手であり、唯一の味方だ。今までどれだけ助けられてきたか分からない。
親に強く言えない夫の記事に対し、そんな夫と離婚しちゃえば?というコメントを頂いた事もあるが、そんな事は考えられない。夫無しでは生きていけない程、私は夫に依存している。
だが、親の問題になると夫は私だけの味方ではなくなる。夫は私と親、どちらの味方でもあり、常に中立。
それがどちらも傷つけない一番良い方法だと思っているようだが、私は夫が中立にしかなってくれないというだけで十分傷付いている。
夫と義母は血の繋がった家族。だが私は元々他人なのだ。
親子でどれ程揉めようが、やはり親子の絆は強いと思う。でも他人の私との絆は?親子の前ではそれはとても弱いもののように感じる。血の繋がりがない分、私の手を強く握ってくれないと、私は一人取り残されたように感じる。
先日、義母が言った。
「ころりさん、毎日家にいるのならそちらに泊まりに行っていいかしら?」
それは困る。そのまま居つかれてしまいそうで怖い。
「私も仕事に出る日がありますし、うちには犬がいるのでお義母さんも居心地が悪いと思いますよ」
そう私は言った。
義母は動物全般嫌いなのだ。以前、部屋の中で犬がウロウロしているなんて気分が悪いと言っていた。
すると義母は、
「あの犬、まだ生きているの?」と言った。
その言い方にムカッとしたが顔には出さず、「そうなんです、だから……」と私が言葉を続けようとすると、それを遮り義母は言った。
「嫌ね、早く死ねばいいのにね」
私はカッ!となり、涙でいっぱいになった。義母と目を合わせられない。言葉が出ない。声を発すると罵倒してしまいそうだった。
「もう帰ります」とだけ言って家を出た。
どうしてそんな言い方が出来るの?相手の気持ちを考えないの?悔しくて涙がこぼれた。
ある人に言われた事がある。どんな人とも長く付き合えば分かり合えるわよ、と。
だが今はとてもそう思えない。
「ころりさん、毎日家にいるのならそちらに泊まりに行っていいかしら?」
それは困る。そのまま居つかれてしまいそうで怖い。
「私も仕事に出る日がありますし、うちには犬がいるのでお義母さんも居心地が悪いと思いますよ」
そう私は言った。
義母は動物全般嫌いなのだ。以前、部屋の中で犬がウロウロしているなんて気分が悪いと言っていた。
すると義母は、
「あの犬、まだ生きているの?」と言った。
その言い方にムカッとしたが顔には出さず、「そうなんです、だから……」と私が言葉を続けようとすると、それを遮り義母は言った。
「嫌ね、早く死ねばいいのにね」
私はカッ!となり、涙でいっぱいになった。義母と目を合わせられない。言葉が出ない。声を発すると罵倒してしまいそうだった。
「もう帰ります」とだけ言って家を出た。
どうしてそんな言い方が出来るの?相手の気持ちを考えないの?悔しくて涙がこぼれた。
ある人に言われた事がある。どんな人とも長く付き合えば分かり合えるわよ、と。
だが今はとてもそう思えない。
- 関連記事
よく読まれている記事