貯蓄
子供がいないとよく言われる言葉。
「お金が貯まって仕方ないでしょ?」
それを言われる度に否定するが、相手は疑いの眼差しで「またまた~。だって使い道がないでしょ?」と言う。
確かにそうだ。
私には分からないが、きっと子供がいれば相当な金が必要になるのだろう。
特に私と同年代の母親の子供は、これから大学生になるような歳が多く、学費や仕送りで大変だとよく聞く。
私の兄夫婦もまさにこれから金がかかる時期らしく、私はよく実母に言われる。
「ころりには分からないだろうけど、兄のところはお金が必要だから」と。
そして、言う。
「ころりにも少しはお金を遺してあげたいけど、やっぱり兄の方は子供がいるから、兄の方に貯蓄を譲ろうと思っているのよ。悪いんだけど……」
そう言われてなんだか寂しい気分になる。
もちろん私も金は欲しい。だがそれ以上に、子供がいないあなたに金は遺せないからね、とわざわざ念を押される事が悲しい。そもそも私の母に遺産と呼べる程の貯蓄なんてないはず。それならそんな事を私に言わず、その少ない貯蓄を黙ってこっそり兄に渡してくれる方がマシだ。
それ程子供がいるのといないのでは、金の必要性が違うと思うのだろうか?
確かに現状は子供に金がかかるのは分かる。
だが子供がいない夫婦にとって、老後の不安は子供がいる夫婦以上のものだと思う。
たとえ子供に頼るつもりはないと言っても、いざという時、子供がいるというのは何かと心強い。経済的にも精神的にも。
だが私達のように子供がいない夫婦は、老後を真剣に考える。
自分の事は100%自分で面倒みなくてはいけない。体が動かなくなったら?金が底をついたら?
それを考え始めると、少しでもを貯蓄しなくてはと焦るが、低収入の夫と私のパート収入では日々の生活で精一杯。
子供がいないから金が貯まるとか、子供がいないから金が必要ないだろうとか、そうとは限っていない。
それとも子供がいないのにこれほど貧乏な私達は例外なのだろうか。
確かに現状は子供に金がかかるのは分かる。
だが子供がいない夫婦にとって、老後の不安は子供がいる夫婦以上のものだと思う。
たとえ子供に頼るつもりはないと言っても、いざという時、子供がいるというのは何かと心強い。経済的にも精神的にも。
だが私達のように子供がいない夫婦は、老後を真剣に考える。
自分の事は100%自分で面倒みなくてはいけない。体が動かなくなったら?金が底をついたら?
それを考え始めると、少しでもを貯蓄しなくてはと焦るが、低収入の夫と私のパート収入では日々の生活で精一杯。
子供がいないから金が貯まるとか、子供がいないから金が必要ないだろうとか、そうとは限っていない。
それとも子供がいないのにこれほど貧乏な私達は例外なのだろうか。
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