平等





兄家族と会った。

実家の母から「兄が来るので会いにきて」と連絡があったのだ。
突然の事だったので言い訳も浮かばず、渋々実家に行く事になった。長い間兄と会っていないので、あまりにも避け続ける事に罪悪感があったのもある。

兄とは兄妹だというのに、年々他人のように感じるようになった。
会っても何を話せばいいのか分からない。

兄の妻は良い人だが、私とは真逆でサッパリとして前向きで明るい人。
こちらもまた共通の話題が見つからず、会う度に凄く疲れる。

こう見えて、私は兄夫婦の前では意外によく話す。
ただそれが一人で空回りしている状態なのだ。相手は私の言葉に「そうね」「ふーん」と反応するだけで、それ以上話が続かない。その空気が気まずくて、つい一人馬鹿みたいにくだらない話題をし、笑いたくもないのにニコニコとしてみる。

これも母が傍で見ているからだろうか。
どこかで母に見張られているという意識があるから、良い娘を演じようとしてしまうのだと思う。

今回は兄の子供にお年玉を渡した。
正月から随分遅くなってしまったが、正月に渡せなかったので、一応叔母として気持ちを包んだ。

以前、兄夫婦にはお年玉はいらないと言われた事があった。
私達には子供がいないので、一方的に受け取れないと言うのだ。

その一方で、実母は渡して欲しいと私に言う。
孫の手前、良い叔母であって欲しいらしい。

他人にこの事を相談すると、「兄夫婦が気を遣ってるだけだろうから、気にせず渡せば?」と言っていた。


滅多に会わない甥と姪。

私もやはり少額ならお年玉ぐらい渡してもいいだろう……そう思い、今年も渡したのだ。

子供達は嬉しそうだったが、やはり義姉が「そんな気を遣わないで」と、隣で言っていた。やめるべきだったか。

しかし私は最低限の叔母としての役目を果たした気分になり、兄夫婦と別れて家に帰るとドッと疲れを感じた。


そして二日後、突然兄から電話があった。

どうしたのか?と焦っていると、「お年玉の事だけど」と言う。

何と、やはり一方的に受け取るのは悪いので、お金は返すと言うのだ。もちろん子供には言わないが、また後日現金を送ると言っている。

そこまでされると流石に今後お年玉を渡してはいけないと思った。
でもなぜそれ程頑なに受け取ってもらえないのか理解出来ない。

気を遣ってもらっているのだろうが、なぜか素直に喜べなかった。




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Posted byころり
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