もう40代、まだ40代。





最近老眼が酷い。パソコンのし過ぎだろうか。

以前テレビで見たが、老眼とは目の周辺の血流の悪さから来るもので、目の周りを温めれば老眼にならないと説明していた。本当だろうか?

最近私は近くが見辛いというのもあるが、遠くは遠くで近視なのでこれまた見えない。眼鏡やコンタクトレンズを利用しているが、近くを見ていた後、スッと視線を遠くに移すとピントが合うまでしばらくかかる。

特に午前中は酷いもので、先日の朝ゴミ捨てに行くと、隣の人が目の前で会った様なのだがハッキリと顔が認識出来ず、相手に「おはようございます」と言われて何とか声で分かった。1メートル以上離れたりすると完全に誰だかさっぱり分からない。近視……というより近くも遠くもぼやけてるのだ。

年齢的にも仕方のない症状だろうと思いつつ、定期検診もかねて眼科に行く事にした。

午前中の眼科の待合室はお年寄りばかりだった。
そこに一緒に並んで座っていると、遂に自分もこういう年代に足を踏み入れたのか……という気分になる。

だが後ろを振り返ると、私と同年代ぐらいの女性が一人座って本を読んでいた。
スマホではなく本というところが同年代らしい。眼鏡をかけてはいるが、あんな文庫本を苦も無く読めるなんて羨ましい。私なんて最近は文庫本を読むのも辛い。内容は読みたいのだが目の疲れが気になって手に取る事が減ってしまった。

私の名前が呼ばれ、診察室に入る。
私が症状を説明すると、医師は迷う事なく「老眼ですね。年齢以上にすすんでいますが。パソコンや事務をする時間が長ければ症状が出るのは早くなりますから」と言った。

以前も同じような事を言われたので分かってはいたがやはり凹む。
私は老眼鏡の度数を上げて合わせてもらった。すると今までぼやけていた世界がクッキリとして色まで濃くなった気がする。何より手元にある文字が大きく見える事がとても楽だった。目の疲れがとれるだけで肩凝りまで治りそうな気がしてきた。


相変わらず近くと遠くのピント合わせは上手くいかないが、それは年齢とともに慣れていくしかないのだろう。
40代ともなれば仕方がないわ。

そう思いながら検査室の椅子に座っていると、隣の診察室から女性の声が聞こえた。

「そんな先生!やめて下さいよ!」

見ると、待合室で見かけた同年代の女性の後ろ姿だった。

「私、まだ40歳なんですよ?老眼なんてあり得ませんよ」と女性は真剣に医師に言っていた。

だが医師は「40代というと年齢的にもそろそろ症状が出るのが普通ですから。早い人は30代でもありますよ」と私に言ったのと同じような説明をしていた。

だがその女性は譲らない。
「でも私、不便は感じた事ないです。老眼じゃないと思います」

なんだか聞いていて可笑しくなった。
余程自分が老眼だと認めたくないのだろう。
それもいい。何事も気持ちが大切だ。あの前向きさが羨ましい。

医師も笑いながら、「すぐに老眼鏡が欲しくなると思いますよ。その時また来て下さい」と言っていた。

彼女は目にどんな症状があって眼科に来たのか?老眼と認めず何か別の病気だとでも思ったのだろうか?

その女性は結局眼鏡は作らない様子で、受付で診察代だけ払って帰って行った。

もう40代、まだ40代。
同じ40代でも気持ちの持ち方が全く違うと感じた出来事だった。




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Posted byころり
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