肉の大移動





ようやく涼しくなったかと思えば、また夏が戻ったかのような蒸し暑い日が続いたりで、着る洋服に悩む。

ほぼ家にいるので普段はTシャツ&デニムが基本。寒ければその上からカーディガンを羽織るだけ。

だが派遣の日は迷う。以前はスーツで通勤していたのだが、いつの頃からかオフィスカジュアルOKとなり、皆が脱スーツとなった為に私もそれに合わせている。

これが面倒。まだ私は週に2日だからいいが、皆毎日違う洋服を考えているのだと思うと想像するだけで疲れる。オフィスカジュアルとは一見良さそうに見えて実際はスーツの方がずっと気楽だ。

最近まで午後は暑くなる日が多かったので、本当は夏用のスカートやパンツを履いて行きたい気分だったが、さすがに10月ともなると秋物を着るべきだろう。

クローゼットから秋冬用のパンツを出すと、毛玉がたくさんついていて古びた感じになっていた。

久々に買いに行くか。

私は近くのショッピングモールに出掛けた。平日のショッピングモールは家族連れがほとんどおらず、私のような単独行動の女性が多いので気分が落ち着く。

私は色々な店を見て回る事はなく、購入する店は2~3店舗のうちどれかと決まっている。

店に入ると壁際にパンツがズラリと並んでいた。あまり流行を追わず、「無難」という言葉がピッタリな店なので、デザインも以前とさほど変わらないように見えた。

仕事用だしこれでいいわ。


いつも購入する店なのでサイズは分かっている。
試着の必要はなさそうだと思ったが、念の為に着てみる事にした。

私は一着のパンツを取った。

すると店員が近寄ってきて「ご試着ですか?」と声をかけられた。

「はい」
「サイズはそちらのみで宜しいですか?」
「はい、いつもこのサイズですので」

私は自信満々に試着室に入った。

しかしいざ試着してみると……キツイ!
下半身全体がピチピチ。ピッタリ密着し過ぎてまるでスキニーのようだが、これは普通のパンツだったはず。

「いかがですか?」とカーテンの向こうから店員の声が聞こえるが、とてもこのピチピチの恰好を見せる訳にはいかない。

「すみません、少しキツくて。ワンサイズ大きいのを試していいですか?」と答えると、一瞬の沈黙。

「……あ、分かりました。すぐお持ちします」

恥ずかしい。あれ程堂々とこのサイズでいいと断言してしまった自分が。

結局次に試着したワンサイズ大きいパンツを購入した。

しかし体重は変わっていないはず。どちらかといえば少し減っているかもしれない。
なのにこのピチピチは何なのだ?

帰宅後、毛玉がついた以前のパンツを履いてみたが、やはりピチピチだった。
どうやら知らぬ間に上半身の肉が下半身に移動したらしい。




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Posted byころり
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