毎年恒例





天気が悪くて中止になればいいのに。

そう思っていた夏祭りだったが、何とか天気を持ち直し決行する事となった。運が悪くてがっかりする。

その上私は2日前から吐き気が酷くて体が怠いと思っていたら、どうやら風邪をひいてしまったらしい。エアコンをつけたまま寝てしまったのが原因か。又は余程この行事が苦痛でストレス性のものか。熱を測ると37.6度だった。

微妙。
いっそもっと高熱だったら良かったのにと思う。この中途半端な熱では不参加にするのも罪悪感がある。

自分が参加しない事で何を言われるか分からないと思うと無理してでも行こうと思う。実際他人はそれ程私に興味はないのだろうが、自意識過剰な私は周囲の目が気になって仕方がない。
それに実際、いつも私に「参加しなきゃダメよ」と強制に来る主婦がいる。もし参加しなければ後日「どうして来なかったの?」と言う為に家に来るだろう。それを想像するだけで億劫だ。


私は鏡の前に立ち、口をマスクで覆った。喉が痛くて咳が出る。
しかし鏡に映る自分を見ると、いかにも「風邪ですが無理して来ました」とアピールしているような気がしてマスクを外した。目立ちたくはない。

蒸し暑い時間帯だが熱のせいか寒気がして鳥肌が立つ。薄手の長袖のシャツを着て家を出た。

会場には近所の主婦や子供達が大勢集まっていた。皆楽しそうに立ち話している。

「そんな井戸端会議はいいからさっさと行動して終わらせようよ」と内心思いながらも顔には出さず、「こんにちは、よろしくお願いします」と声をかけた。

一人だけチラリとこちらを見て笑ってくれたが、皆話に夢中で私への返答はなかった。

その後もただ隅の方に立っているだけの私。主婦の輪は出来上がっていて、子供繋がりの若いママ集団、子育てを終えた親世代の人達がそれぞれ「いつもの会話」をしている様子。その「いつも」の中にとても入れない。

その後の作業は慣れたママ集団が仕切ってくれていた。私も「何か手伝いましょうか?」と声をかけたが「大丈夫です」と言われてしまい、何か簡単な作業でも与えてくれた方が楽なんだけど……と一人で思う。

それに何か手伝わないと後でまた何か言われるんじゃないか?楽しそうに笑わないとまた「暗い」と言われるんじゃないか?そんな事ばかり気になった。

そのうち辺りが暗くなり始め、花火が始まり少しホッとする。

フワリと風が袖を通り過ぎ、ゾクッと寒気がして自分が風邪を引いていた事を思い出した。

今年もこれで終わった。毎年恒例の苦痛の時間。




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Posted byころり
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