親子逆転





1日早いが実母に母の日のプレゼントを渡した。

母と会う。
それだけでも私にとっては結構なストレスだ。母は意思と主張が強い為、どうしても私は母と話していると気持ちが揺さぶられたり凹んだりしてしまう。
だが避けてばかりもいられないし、母の日ぐらい私は完全に受け身になって聞き流せばいい、そう自分に言い聞かせ母と会った。

実家に行くと、案の定母は自分の近況を興奮気味に話し続けた。
終わる事のない母の話に適当に相槌を打ち、ただ時間が過ぎるのを待っていた。
すると母もさすがに私の事も聞かないと悪いと思ったのか、「それで最近仕事の方はどうなの?」と聞いてきた。

「別に変わらないけど」と私は答えた。

すると母は「そんな仕事よりもっといい仕事が出来るんじゃないの?」と言った。

そんな仕事?
確かに週2日しか働いていない。大した仕事内容でもない。
だけどその言い方はないんじゃないの?

母のそんな一言で私の心はざわついた。これを聞き流せるか、もしくは言い返せれば母との関係も変われるというのに。


娘がどんな働き方をしようが放っておいて欲しい。
良い仕事、悪い仕事と評価されるのはもうたくさんだ。

子供の頃から「あなたはやれば出来る」と言われ続けてきたが、まさかこんな歳になってまで、その上今でも精神薬を服用しているような娘に、まだダメ押しをするのか……と重苦しくなった。

昔からずっと、何も出来なくてダメな娘でも、無条件で愛されている自信が欲しかった。
母を客観的に見るようになり、母の言葉に左右されないように努力していたつもりだが、結局こんな風に落ち込んでしまう私はいつまでもアダルトチルドレンから抜け出せない。

母の日ぐらい、母の話を聞いてあげよう。親孝行しなくては。
そんな気持ちだったはずなのに、帰り道には「会わなきゃ良かった……」と後悔している自分がいた。

そんな私に母は気付いてもいないだろう。
母は私からのプレゼントを嬉しそうに受け取った。そして、「いつも友達に言われるのよ。娘さんと仲良しで羨ましいわって。皆歳をとってくると親と子が逆転して、よく娘に怒られるらしいわ」と、自分には関係のない事のように言った。

私も母と喧嘩したり叱れる日がくれば、私の生き方が変わるような気がする。




***Ranking***
にほんブログ村 家族ブログ 舅・姑・小姑へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へにほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ



***another blog***






関連記事
Posted byころり
よく読まれている記事