孤独の再確認





ガラケーが壊れた。

最近充電しても急に電源が切れたり、電源がなかなか入らなかったりしていた。ショップに持って行くと寿命だと言う。

携帯に寿命というものがあったのか。
しかし考えてみれば私は今のガラケーを10年以上使っていた。よく今まで壊れずに使えていたと思う。見た目は擦り傷だらけで汚かったが、誰に見せる訳でもないし、ほとんど使う事もないので3日程バッグに入れっぱなしで忘れている事もしばしばあった。

3日程過ぎて携帯を最近見ていない事に気付き、慌てて誰かから連絡がないかと開いてみるが、見慣れた待ち受け画面があるだけで何も変化はない。そんなほとんど誰とも繋がっていなかった携帯電話だが、いざ壊れてしまうと心許無い。

1週間程、次はどうするか悩んでいたのだが、何も連絡手段を持たない生活というのはこんなに不安なのかと実感した。持っていた時は平気で3日間バッグに放置だったくせに、いざ無くなってしまうと、1日でも気持ちがソワソワしてしまう。
ガラケーとはいえ、私も知らぬ間に携帯のある生活に慣れてしまっていたのだ。

誰かと繋がる為というよりは、外出先で事故に遭ったらとか、派遣元からの連絡があるかもとか、そんな事が気になった。やはりまた携帯を持つしかなさそうだ。

そこでまたガラケーにするか、スマホにするか少し迷ったが、ガラケーはそのうち生産がなくなると聞いた。
正直今までガラケーで通してきたのだから、今更スマホにしたいという気持ちはないのだが、「今から買い替えるのにわざわざガラケーを買う人もいないんじゃないの?」と夫に言われ、そうかも……と悩む。

しかし私はやった事がないが、LINEなどは何だか面倒臭そうだ。別にやらなければいいだけの事だが、誘われたらどうしよう?
既に今の派遣先でも、「えーっ?ガラケーなの?」と最初に言われ、「LINE出来たら連絡しやすいのに」と言われた事もあった。
もしスマホを持ってる事を知られたら早速LINE交換となるのだろうか?……嫌だ。


そんな先の事を考えて迷ったが、結局スマホを購入した。
夫の言うとおり、さすがに今からガラケーを買うのは時代に反しているのかとも思えて。

そしていざ初めてのスマホだが……使い辛い!

いくら時代に乗っかろうとしても、自分自身の頭が時代に遅れてしまっているのだろう。
全く使いこなせない。メールする相手もいないので、虚しくパソコンとスマホで一人メール受信・送信の練習をしてみたが、ガラケーの時のようにサクサク打てない。

スマホとガラケーの一番の違いであるであろう、ネットを開いて色々検索したりしてみるが、小さな字と文字入力のし辛さなどで、「こんな事ならパソコンで見る方がずっと早くて楽だわ」と、全く見る気を失った。
まるで高齢者並みの適応力のなさで、あぁ、やっぱりガラケーにしておけば良かったと後悔するがもう遅い。

気にしていたLINEだが、それも何の事はない。

派遣先でもスマホに変えた事は知られたが、「便利でしょ」と言われただけで、誰からもLINE教えてと言われる事もなく、自意識過剰な自分が恥ずかしい。

現在、LINEに登録しているのは夫のみ。
多分これからも登録人数が増える事はないだろう。

そして、「アドレス変更しました」と連絡したのは母一人。
以前のガラケーの連絡帳を見て確認したが、母以外に連絡すべき相手がもう誰一人としていなかった。

携帯を買い替えて一人ぼっちを再確認。そんな感じ。
やはりこんな私にはガラケーで十分だったような気がする。




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Posted byころり