終活
少し前にTVを観ていたら、「終活ツアー」の特集をやっていた。
私が初めて「シュウカツ」と聞いた時は「就活」だと思ったのだが、後でそれは「終活」だと知った。
終活とは?
自分の人生の終わり方を考える、準備をするという事らしい。
自分の死後の事まで自分で考えておきたい人が多いなんて、時代だな……と思う。
と言いつつも私も例外でない事に気付いた。
夫婦二人暮らしであれば、必ずどちらか一人が残される為、その一人の最期は誰にも頼んでおく相手がいない。又は二人で長生きしてもその頃には年老いている為に互いの死後の事まで考える余裕がないのが現実ではないだろうか?
私の年齢で今はまだこうした事を考えるのは早いのかもしれないが、出来るだけ他人に迷惑をかけず、互いに安心して人生の終わりの準備をしておく……そのうち真剣に考える必要がある気がした。
その番組の「終活ツアー」は、樹木葬や海洋散骨の説明と共にその場所をツアーで訪れるというもの。気に入れば今から予約しておく。参加者は60代ぐらいが多いように見えた。
観ていて思ったのは、皆自分の死後の事を考える為に参加しているのに、なぜか生き生きとして嬉しそうだという事。終活なんて言葉を聞くと悲しい感じだが、想像に反して皆楽しそうに自分の死後の場所を選んでいる。
夫婦で参加している人も多く、ある夫婦は「ガーデニング霊園」なるものに予約をし、夫婦並んで場所を確保していた。先祖も何も関係ない。死後の世界はその場所で夫婦で隣に眠るという事らしい。
気楽そうでいいな思う反面、あまりにもそのツアーにビジネス性が見え隠れし、この流行りに踊らされているような気がした。「ガーデニング」というのがいかにも主婦の心をつかむ為というような気もするし。
しかし従来の墓にとらわれないというのは私も賛成だ。
親戚や周囲に反対する者がいなければ、私も出来れば形を残さない終わり方をしたい。
もし私が選ぶなら「樹木葬」というのが一番シンプルでいいと思ったが、先日義母にそれを話したら「そんな酷い事はやめなさい」と言われてしまった。
別に義母をそうすると言っている訳ではなく、私自身の時にそうしたいと言ってみただけなのだが、義母からしてみればそんな考えを持つ嫁が嫌らしい。
死後の事ぐらい人それぞれ、自由でありたいと思うけど。
気楽そうでいいな思う反面、あまりにもそのツアーにビジネス性が見え隠れし、この流行りに踊らされているような気がした。「ガーデニング」というのがいかにも主婦の心をつかむ為というような気もするし。
しかし従来の墓にとらわれないというのは私も賛成だ。
親戚や周囲に反対する者がいなければ、私も出来れば形を残さない終わり方をしたい。
もし私が選ぶなら「樹木葬」というのが一番シンプルでいいと思ったが、先日義母にそれを話したら「そんな酷い事はやめなさい」と言われてしまった。
別に義母をそうすると言っている訳ではなく、私自身の時にそうしたいと言ってみただけなのだが、義母からしてみればそんな考えを持つ嫁が嫌らしい。
死後の事ぐらい人それぞれ、自由でありたいと思うけど。
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