幸せ報告
毎年の事ながら年賀状を見ては、人の感じ方の違いを実感する。
自分の子供の写真を年賀状にしている人達は、誰もがそれを喜ぶと思っているのだろうか?どう見ても自己満足にしか思えない。以前ネットでその話題を書いている掲示板のようなものを見たが、やはり反対派の方が多かった。
やはり子なし主婦や独身者は特に「ウザイ」という意見が多かったが、子持ちの女性でも「私はあれは好きじゃない」と同意している人もいた。
しかし、意外な事に子なしや独身者にも賛成派がいる。
その賛成派の意見としては、
「普段会えない甥や姪の成長が見られたり、古い友人の子供がその友人に似てきたな~って思いながら見るのが楽しい」との事。
なるほど。そんな素直な見方があったのか、と納得する。
正直、甥や姪の成長に興味がないというのが私の本音でもあるが、そんな後ろ向きな見方をせずに、「そんなに成長を見てほしいのであれば見てやろうじゃないか」ぐらいの気持ちで見ると、何となく客観的に見る事が出来る。
だが、それが出来るのもその写真の子供が小・中学生ぐらいまでかな、と思った。
今年送られてきた年賀状の中に、今年成人式を迎えるのであろう娘が、振袖を着て、ドーンと全身を全面に印刷された一枚があった。一見まるで見合い写真。
もう一枚は、昨年有名大学を卒業したらしい息子が、袴を着て大学の正面でドーンと胸を張って映っている。その隣には親が嬉しそうに寄り添っていた。
こういうのは家族のアルバムに貼っておくだけで十分ではないか?
これぐらいの年齢の子供を年賀状にする親って……どうなの?
「成人を迎えます!」「有名大学を卒業しました!」っていうのを年賀状で報告したいの?その感覚についていけない。
そのペースでいけば、「娘が結婚しました!」とか「孫が産まれました!」とか、ずっと家族の幸せを年賀状で伝えるのが、本人的には満足なんだろうか?
それから、今年の年賀状で多く感じたのは、まだ子供が幼い頃には父親・母親・子供の家族揃っての写真の年賀状が多かった。なのになぜか、子供が小学生の高学年、中学ぐらいになってくると、写真に写ってるのが母親と子供だけで、父親が写っていない。
そんな年賀状が一枚だけでなく、何枚かあるのに苦笑した。
知る限り、別居しているとか、夫婦仲が悪くなったとかではないと思う。
単に父親は年齢を重ねるうちに年賀状のビジュアル的に排除されたのか、本人がいい加減自分の顔を年賀状でさらけ出すのが嫌になったのか。
どちらにしても、母親と子供だけがニッコリ笑って写ってる写真を見ると、今のママ世代の強さを年賀状からも感じてしまう。
あと一人、高齢出産した古い友人からも年賀状が届いていた。
多分写真館でちゃんと撮ってもらったのであろう。幼い子供を抱いて、夫と3人でポーズをとって絵になる写真であった。その下にメッセージが書かれていた。
「毎日幼稚園の送り迎えって大変!でも子供がいるってとても幸せです♪」
これを私に書いて送るって……。言葉も出ない。
そんな年賀状が一枚だけでなく、何枚かあるのに苦笑した。
知る限り、別居しているとか、夫婦仲が悪くなったとかではないと思う。
単に父親は年齢を重ねるうちに年賀状のビジュアル的に排除されたのか、本人がいい加減自分の顔を年賀状でさらけ出すのが嫌になったのか。
どちらにしても、母親と子供だけがニッコリ笑って写ってる写真を見ると、今のママ世代の強さを年賀状からも感じてしまう。
あと一人、高齢出産した古い友人からも年賀状が届いていた。
多分写真館でちゃんと撮ってもらったのであろう。幼い子供を抱いて、夫と3人でポーズをとって絵になる写真であった。その下にメッセージが書かれていた。
「毎日幼稚園の送り迎えって大変!でも子供がいるってとても幸せです♪」
これを私に書いて送るって……。言葉も出ない。
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