待たせた上にキャンセル

少し前に、風呂の換気扇の修理の事を書いた。
▶後になって文句を言わないで!と確認した上で行動
▶文句は言うが行動しない夫に激怒
実はまだその修理が終わっていない。
あの時、電気店の社長が家まで来て確認してくれた。そして、「日程は後日連絡します」と言っていた。
しかしそのまま二週間近く連絡がなく、「一体どうなっているのだろう」という気持ちはあったものの、個人の電気店なんてこんなものかもしれない…と自分に言い聞かせ、あと2~3日待っても連絡がなければ別の電気店に変更しようと思っていた。
そう思っていた矢先、ようやく連絡が入った。
「明日の朝9時で如何ですか?」
待たせたわりには急だな…と思ったが、断る理由はない。
私は予定通りその電気店にお願いする事にした。
その夜、私はまた夫に報告をした。
前回のあの一件で、夫の「口出ししない」は信用出来ない。
常に事前確認、事前報告をし、後で責められないようにしなくては。
すると夫、
「それなら明日の午前中は代休を取るよ。僕もいた方がいいだろう」と言う。
「私一人でもいいよ。無理しなくても」と言ってみたが、「代休がたまっているから大丈夫」と夫。
夫の方も前回の一件で私に任せられないと思ったのだろう。
まぁいい。
それはそれで夫が家にいてくれるなら、対応を任せられるし、私が後で文句を言われる心配もない。
翌日、私は珍しく早起きだった。
ただの修理業者とはいえ、他人が家に入るのだからある程度片付けたい。
朝から散らかった物を片付け、掃除機をかけた。
そしてリビングの照明器具も修理してもらう予定なので、夫には周辺の家具が邪魔にならないように移動させてもらった。
さらに冷蔵庫に何も無かった為、缶コーヒーとペットボトルのお茶を買いに行った。
私はこういった業者に来て頂く時は、コップで飲み物を出すのではなく、缶などで渡すようにしている。その方が相手も良いと思うから。
夫と私は部屋の隅に寄せたソファに小さく座り、その人が来るのを待った。
すると私のスマホが鳴った。時計を見ると9時5分前。
着信画面に出ているのはその電気店の名前だった。
私が電話に出ると、電気店の人は言った。
「申し訳ありませんが、今日は行けなくなりました」
――続きます。
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