親知らずなのか顎関節症なのか?原因が分からないままの抗菌薬

―――前回の続き。

口が開かないので顎関節症に効果があるマッサージをしてみた
ようやく焦りを感じ始めた私。そこでネットを検索し、
初めての病院へ
私は病院に急いだ。
事前に電話で、「口が開かないのですが診察は可能ですか?」と問い合わせたが、「とりあえず来て下さい」と言われた。
なので受付に着くと、「口が開かないと電話を下さった方ですか?」と聞かれ頷く私。
こんな時にも情けなく、やはり安定剤を服用しないと歯医者に来られなかった。
大した治療はされないと分かっているのに、やはり初めての病院は安定剤無しでは無理。
その薬の効果なのか、私の名が呼ばれて診察台に座った時も、それ程緊張しなかった。
複数医師がいるようだったが、担当してくれた医師が優しかったのでよりリラックスできた。
結局原因は何なの?
それで私はこれまでの経緯を説明し、「親知らずの炎症なのか顎関節症なのか、原因が分からなくて」と言った。
すると医師は、「ちょっと口を「い」にしてもらえますか?」と言った。
「あ」の形には開けられないが、「い」の形には問題なく開けるし痛みもない。
すると医師は、「い」の形の私の口に歯鏡を入れ、奥歯を確認しているようだった。
そして、「確かに親知らずが少し炎症していますね」と言い、「この辺りは痛いですか?」と、顔のあちこちを押さえ始めた。
すると耳や頬の辺りに激痛がある。
それを伝えると医師は、「う~ん、それだと顎関節症の可能性もありますねぇ」と呑気に笑った。
そして、「ではお薬を出しておきますね」と言い、抗菌薬と痛み止めを処方された。
去り際、私は医師に質問した。
「薬を飲んでいたら口が開くようになるでしょうか?」
すると医師はにっこり笑い、「はい。開くと思いますよ」と言った。
医師にそう言われ、少し私は安心し帰宅した。
食事と歯磨きが出来ない
考えてみたら朝から何も食べていない。
ようやく空腹を実感し、帰り道にドラッグストアに寄り、何とか食べられそうなものを探す。
離乳食や介護食のコーナーも見てみたが、今の私はお粥さえ食べられない。
箸1本も口に入らないので、米粒一つでも口に入れたり噛むのが無理なのだ。
それで仕方なく、栄養補助ゼリーを数個購入。
帰宅してからそれを飲んでみたが、そこで気付いた。
歯が磨けない。
これから口が開くまで、歯が全く磨けないのだ。
食事が出来ない事も辛いが、歯が磨けない事が意外にもかなりストレスに感じ始めた。
―――続きます。

錠剤が口に入らない!食事が出来ずにゼリー飲料だけで過ごす日々
それから4日間。毎日、抗菌薬と痛み止めを服用した。
※この一ヶ月の事を思い出しながら少しずつ書いていますので、しばらく続いていきます。読んで頂くのもイライラすると思いますがお時間のある方はお付き合い下さい。
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