ミニマリストになれない





今、我が家はゴミ屋敷のようになっている。

こんな風にパソコンをする時間があるぐらいなら少しでも掃除をするべきだと分かっているのになかなか進まない。

昨日も「今日こそ少しは片付けよう」と朝は思っていたものの、朝食後に洗濯し、ブログを書いてまた昼食、その後はいつもの様に眠くなり愛犬と毛布にくるまって夕方まで眠り続けた。そしてすっかり真っ暗になった時間に目が覚め、慌てて夕食の準備を始める。

そんな暮らしがもう何年も続いている。

ちなみに、洗濯や掃除機をかけるという最低限の事はやっている。

だがゴミ屋敷のように見えるのは、下手に片付けたいという気持ちばかりが先に立ち、箪笥の中の服を全部外に放り出したり、クローゼットの中の物や本棚に並ぶ雑誌や本、食器まで中途半端に部屋に広げてしまった。しかしその片づけを最後までやり遂げる体力と意思がない為に、散らかった部屋を見てどうしていいか分からずそのまま放置となっている。

もっとスッキリとした暮らしがしたい。必要最小限の物だけで暮らしたい。

思えば、20代の頃はまさにミニマリストそのものだった。

そんな言葉はその頃聞いた事もなかったが、いかに最小限の物で生活出来るかを意識していた。それに元々潔癖症な面があった為、休日には一日中掃除をしていた。朝起きると今日の掃除のスケジュールを組んだ程。窓ガラスや網戸にサッシ、換気扇にお風呂回り、ベッドを干したり、カーテンを洗ったり、床にワックス――やる事が山のようにあった。

今のように最低限ではなく、大掃除にやるような事をローテーションで毎週やっていた気がする。その頃の同僚にも「ころりさんって休日はいつも掃除しているのね」と言われたのを記憶しているぐらいだから、それ程スッキリ綺麗な暮らしを目指していた。

要らないと思うものはどんどん捨て、家に来た人が「何も置いていないんだね」と言う程ガランとした部屋だった。

だがやはり鬱がきっかけで全く掃除が出来なくなった。

最初の頃は掃除が出来ない事がまたストレスになり、散らかった部屋を見ると「片付けないとイライラする」と言いながら動こうとしたが、体がついてこなかった。夫がテーブルに残したコップ、脱ぎっぱなしのシャツ、それらを見るだけで夫に腹が立ち、「どうして自分で片づけてくれないの!?」と怒りをぶつけていた。


夫は私の状態を見て、その怒りを静かに受け止めてくれたり、私がイライラしないように出来る限り掃除をしてくれたりしていたが、自分でも分かっていた。私が散らかった部屋でも平気にならなくてはいけない。

そして、本当に心身共に疲れ果ててくると、散らかっていてもどうでも良くなった。全てを諦めていた。

掃除や片付けなんて別にやらなくていいと思い始めるとどんどん手抜きになり、また明日またいつかと先延ばしになった。

そして現在、以前のように絶対綺麗な家でなくてはならないという潔癖さはなくなったと思うが、今でもまだ物が整頓されて並んでいないと少しイラッとする。

なので、この10年近く放置していたこの家の中を、少しずつまた整理し始めようとこの夏から物を部屋の中心に放り出す事から始めたのだ。あのコンマリさんのように。

以前の私なら、連日何時間かけてもいっきにこの整理を終わらせただろう。だが今の自分の気力の無さに驚いた。

物を部屋の中心に出したものの、クローゼットや棚にキッチリ合う収納BOXが欲しいと思う。だがそれを買いに行くのが面倒臭い。そこでもう整理をやめてしまう。また今度。

たくさんの書類が山積みになっている。これは一つ一つ内容を見て捨てなければ……。時間がかかりそう。また今度。

そんな風に「また今度」と思いながら、結局この夏から放り出された物達はそのままになっている。夏は暑いから涼しくなってきたらやろうと思っていたが、今度は寒いから出来ないと言い訳してしまいそうだ。

いつの間にか片付けられない人になってしまった。

昔はあんなに掃除・片付け好きだったのに……なぜ?と苛立つ自分がいる。

だが比較する。少しの散らかりも許せなかった過去の自分と、今のような自堕落な自分。
今の自分ぐらいの方が楽に生きていけそうな気もする。

もう昔のミニマリストには戻れそうもない。




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Posted byころり