仕事を辞めなさいと言われる。在宅ワークは心の逃げ場所

そんな仕事は辞めなさい
母から電話があり、「今から来て」と呼び出された。
しかし特に用事がある訳でもなさそうだったので、仕事を理由に断った。
「今忙しいから。また近いうちに行くよ」
すると母が言った。
「そんな仕事辞めてしまいなさい!」
親と会う頻度が減った
今の在宅ワークを始めてから、私は実家に行く頻度が減った。
義実家の方も減ったが、実家の方はさらに減ったと思う。
どちらも相変わらずメールや電話があるのだが、今回のように仕事を理由に断ったり先延ばしにする事が増えた。
以前の在宅ワークはのんびりしたペースだった為、時間にゆとりがあった。
だから自分の中でも「仕事が忙しいから」と嘘をつく事に罪悪感があり、呼び出されば嫌々ながらも行くしかなかった。
しかし今は本当に毎日が忙しい。
だから罪悪感を持たずに「忙しいから」と言える。
親と距離を置きたくて働いている
だがそれに納得していないのが母だ。
昨日も、「もう働かなくていい」とまで言っていた。
働く必要があるのかないのか、それは母が決める事ではないのに、どうしてそう切れるのか。
「家で一人で働くなんて精神的に悪いし、そこまでして稼がなくてもいいでしょ」と言う。
もちろん私は収入を得る為に在宅ワークをしているが、多分もっと大きな理由はこういう母と距離を置く為に仕事を持ちたいのだと思う。
完全な専業主婦になってしまうと、母と四六時中会う羽目になりそうでゾッとする。
会いに来ない娘に我慢の限界の母
それに、少し前まで母は、「○○ちゃんは正社員で働いていて頑張ってるらしいわ」とか、「△△ちゃんは旦那さんの扶養を抜けて自分で保険をかけてるんだって」と私の昔の同級生の名前を出し、「偉いわね~、みんな頑張ってるのよ」と聞かされた。
それを聞く度に胃が痛くなり、母の圧を感じていた。
さらには「こんな仕事どう?」と母に求人誌を見せられた事もあり、逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
それが今では急に、「働かなくていい」と言うようになった。
母の理想通りの仕事ではなく陰気な在宅ワークだからなのか。
それもあると思うが、多分それ以上に、実家に来る頻度が減った事に不満があるのだと思う。
仕事なんかより親に会いに来なさいよ、その気持ちが端々に出ている。
だから私は何としてでも在宅ワークを続けなくてはと思っている。心の逃げ場として。
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