限界に達してパニックになる。断ったはずが断れない仕事

辞めたいけれど言い出せない仕事
この忙しさを続けるのは無理だ。
他の事が何も出来ない。精神的にも限界。
折を見て辞めさせてもらおう、そう思っていた。
辞めたいのはA社。
しかしどのタイミングで伝えるべきか?
今すぐには言いづらい。
次々と新しい仕事の説明をされてしまい、私の勤務状況に合わせて仕事の割り振りがされてしまっている。
何度も会議が行われ、今後の計画書も作成された。
今私が辞めるとなると、これらの時間が全て無駄になり、色んな方に迷惑がかかる…と思うと言い出せなかった。
追い打ちをかけるように仕事依頼が続く
そして昨日も気分は泣きそうになりながら、何とか仕事をしていた。
いつものようにコミュニケーションが上手くいかず、気持ちが凹む。
返信がない、返信が冷たい、どうすればいいのか分からない、心が孤独になる。
胃が痛くなりつつ、その日の仕事を終えようとした時、受付担当の社員からチャットが届いた。
新たな仕事の依頼だった。
それもかなりボリュームが大きい仕事。そして納期が短い。
私はパニックになった。
今請けている仕事だけでも精一杯なのだ。尻に火が付くような思いで必死に仕事をしている。
この状態で新たに仕事を請ける事は考えられず、他の方に回して欲しい、私には絶対に無理だと思った。
それで私はその事をチャットで返信した。
今請けている仕事で手一杯だと。
さらにこの機会に、今後はもっと仕事量を減らして欲しいという事も伝えた。
簡単に断る事が出来ないらしい
すると…返信した相手の受付担当の社員からではなく、依頼のあった案件の担当者から直接連絡が来た。
「ころりさんが引き受けてくれる前提で進めていますので、是非お願いします」と。
あぁ…担当者だと余計に断り辛い。
しかしここで流されてしまっては、いつもの私だ。
私は、「申し訳ございませんが…」と、多忙を理由に断りの言葉を並べた。
しかしそこで終わらなかった。
受付担当の女性からすぐに連絡があり、「今からzoomで話を聞かせて下さい」と言われてしまった。
在宅ワーク、直接対面しなくて良いから気楽なのが利点なのに。
全くそんな事はなかった。
―――続きます。
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