人は生まれた時から性格の半分は決まっている

この年齢で在宅で仕事
実家で母に会った時、また仕事の事で色々と言われた。
「家で仕事って…あなたの歳でねぇ…(溜息)」
「人間は人と関わらないと生きていけないわよ?」
「一人でいるとどんどん閉鎖的になるわ」
さっきまで私に「早く死にたい」だとか、「死に方」を訴えていた人に言われたくない。
私はこれでいい
「私はこれでいいの」
私は言った。
少し前まではこのセリフさえも言えなかったが、最近になりようやく「私はこれでいい」と小さな自己主張が出来るようになった。
母には伝わっていないけど。
今の私の暮らし方に母は満足していない。
母は私の友人の名前や関係まで把握しようとする。
しかしどれだけ詮索されても、親しい友人などいない。
それが分かった母は、「老後の為にも友人を作るべきだ」と語り始める。
親しい人を作る為にも外に仕事に出たり、習い事をしたり、ボランティア活動、サークル…色々と手段はあるだろうと言う。
友達の数が幸せを決める
母は私が子供の頃からそうだった。
私は子供の頃から閉鎖的で、一人部屋の中で絵を描いたり飼い犬と遊ぶのが好きな子だった。
だが母はそんな娘を不安に思い、学校以外にも色々な活動に参加させられた。
ガールスカウトなどその他諸々。
母は「勉強など出来なくていい、それよりも友達をたくさん作りなさい」とよく言った。
だが私は大勢の友達に囲まれるより、一人で勉強をしている方が好きなぐらいだった。
そしてこんな自分は出来損ないだとずっと思って生きてきた。
一人でしか過ごせない。他人と交わるのが下手。
人前だと殻に閉じこもってしまう。
必死に母が殻を割ろうとすればする程、私は殻を固くした。
無理に人と関わらなくていい
今年に入り、認知行動療法のカウンセリングを受けた時よく言われたのが、「無理に人と関わらなくていい」という事。
これは私にとって、すごく意外な言葉だった。
母だけでなく世間でも、「人とのコミュニケーションが大切」だと言われている。
人と助け合い、人と関わる事で幸せを感じると。
確かに私もそう感じる事はある。
私だって一切他人をシャットアウトしたい訳ではない。
だが自分なりの許容量がある。
生まれた時に性格の半分は決まっている
カウンセリングで心理士が言った。
「人は生まれた時からある程度性格は決まっている」と。
一人でいたい人か、大勢に囲まれたい人か。
それはどちらが良いとか悪いではないと。
これもとても意外だった。
育ってきた環境や考え方で性格が形成されると思っていたから。
今更母には理解してもらえないけれど。
でも少なくとも自分自身は、「これでいい」と自信を持っていたいと思う。
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