物忘れ対決をしたい訳ではない。辛さを私にぶつけないで

母の体調不良アピール
実母が体調不良だと言い呼び出された。
実家に入っていくと部屋の中心に布団を敷いて横になっている母。
「どこがどう悪いの?」
私が聞くと母はのらりくらりと起き上がり、顔を顰めながら言った。
「もうダメだわ。歳で何も一人で出来ないわ」
そう言いながら辛そうに溜息をつく。
「だから?どこが悪いの?」
私はイライラしながら言った。
母の泣き事を聞きたくない。本当に病気ならそれを言って欲しいのに前置きが長い。
だがその後もしばらく母は、「もう歳だから」とか「こんな頼りない老人だから」「私って弱いから」などと言い、結局どこがどう悪いのか分からない。
若い人には分からない
結局、長々と愚痴を聞いた後に分かったのは、どこか凄く悪いという訳ではなく、ただ少し眩暈がしただけらしい。
そして常備している眩暈止めを服用しようとしたが、どこに置いたのか、どの薬だったのか分からなくなり、自分で探す気力もなくて布団を敷いて寝たと。
(自分で布団を敷く余裕があるなら大丈夫でしょ)
と、内心思いながら私は言った。
「そんなの私だって最近物忘れが酷いわよ」
昨日このブログでも記事に書いたばかり。
実際本当に母以上に物忘れが酷いかもしれない。
だが母は私の言葉を聞き、口調を荒げて言った。
「若い人には分からないわ!ころりみたいな軽い物忘れとは違うのよ!」
あぁ…くだらない。
ここで母と物忘れ対決をしたい訳ではないし、母が自分が誰よりも辛い状況だと主張したいのなら勝手に言ってればいい。
だがそれを私にぶつけるのはやめて欲しい。
そんな元気があるのなら
その時、母のスマホが鳴った。
友人からの電話らしい。
すると母は今まで不機嫌に怒っていたくせに、まるで別人のような明るい声で電話に出た。
「あ、佐藤さん?先日はありがとう~!楽しかったわー!」
日々友人達と食事やお茶をしている母。
私などより余程元気でしっかりしていると思うけど。
>knさん
やはり有り得るのですね認知症…ショックです。今から後悔しても仕方ないですけど。生理の話もとても参考になりました。月経過多状態でも閉経まで手術せずに維持出来たという事ですか?貧血が酷くならなかったという事でしょうか?
>Oさん
この年齢なので、老化なのか薬の副作用なのか分からないですよね。もっと酷くなれば異常に気付くのかもしれませんが。日々人との会話が少ないのも脳を老化させる一つかもしれませんね。
- 関連記事
よく読まれている記事